SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画女優オーラ、あるいはアップに耐える顔の研究 『ボーダーライン』のエミリー・ブラントは」。2017年12月29日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画女優オーラ、あるいはアップに耐える顔の研究 『ボーダーライン』のエミリー・ブラントは」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

最近で最もエキサイティングな映画の一つ『ボーダーライン』の主演がエミリー・ブラントだ。
エミリー・ブラントと言えば、当代正統派美人映画女優の代表格の一人である。

「正統派美人」・・・いささか古風な響きのある表現だ。
国によって、民族によって、時代によって、「美人の基準」はかなり違う場合もあるし、恐らくどんな時代でも世界中多くの人たちに「美人だ」と認識される「顔」もあるに違いない。
もちろん「美人である」ということとと「いい女優」であるということ、さらに言えば、「いい映画女優である・素晴らしい映画女優である」ということは、重なる部分もあるしかなり違う部分もある。

ではエミリー・ブラントは?

顔立ちはほぼ非の打ち所がないバランスの取れた美しさであり、こともあろうかプロポーションも抜群だ。
ところが、「映画女優オーラ」あるいは「カリスマ性」という点においては物足りないところがある。
『ボーダーライン』では真っ先にクレジットされる「主演」でありながら、結局はベニチオ・デル・トロがすべてさらっていった。
世界の俳優たちの中でもその猛烈な存在感が屈指のデル・トロに太刀打ちするのは困難だけれど、勝てないまでも太刀打ちできる映画女優も少なくない。
わたしはエミリー・ブラントのファンだけれど、だからこそ、「さらに凄い役」を観てみたい。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

nice!(9)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 9

コメント 1

hana2017

世界で最も美しい顔ベスト100(2017年版)の4位にサラ・ガドンが入っていました。
5位が韓国の女優。また日本からは前年には石原さとみ・桐谷美玲・島崎遥香・・・ってこの面々のどこ美しい訳?だれが好きな顔なの?と思えてならないラインナップ!
2017年版では丹羽仁希・小松菜奈・石原さとみ・湊崎紗夏(サナ)の4人が選出・・・の辺りにも、怪しさが漂うものの。。
サラ・ガドンの4位は、おめでとうございます。
デビュー時は一発屋で終わるかと思われたベニチオ・デル・トロ、続いていますね~~・・・と言うか、良い作品に恵まれた俳優人生を歩んでいると思います。
by hana2017 (2017-12-29 17:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0