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●門馬忠雄著『外国人レスラー最強列伝』感想と言うよりも、私的外国人レスラー考。 [「言葉」による革命]

●門馬忠雄著『外国人レスラー最強列伝』感想と言うよりも、私的外国人レスラー考。

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

門馬忠雄著『外国人レスラー最強列伝』という本があって、、文春新書から出ている。

取り上げられているプロレスラーが、ルー・テーズ、カール・ゴッチ、フレッド・ブラッシー、ボボ・ブラジル、フリッツ・フォン・エリック、ディック・ザ・ブルーザー、ジン・キニスキー、ブルーノ・サンマルチノ、ローラン・ボック、ディック・マードック、ウィレム・ルスカ、ビル・ロビンソン、大木金太郎、ジプシー・ジョーと、プロレス史上のビッグネームが並んでいる中に、ルスカ、ボック、そしてジプシー・ジョーが入っているのが目を引く。
しかしわたしにとって「リアルタイム」で最盛期かそれに近い状態を知っているのは、ロビンソン、ルスカ、ボック、ジョーあたりくらいなのがやや情けないが、しかしそんな人間でもそれなりの視点でイメージを膨らませていたものだ。
『外国人レスラー最強列伝』の感想としては、「もっと生々しく切り込んでほしかった」というところだけれど、「ちょっとプロレスに興味がある人」などまで読者対象と考えたのであればなかなか突っ込んだところまでは書けないという部分もあるかと想像する。

『外国人レスラー最強列伝』で扱われているレスラーたちの中でわたしが一番憧れていたのは、最盛期を観てないに関わらず(その代わりに今観ているけれど)、フリッツ・フォン・エリックで、リアルタイムで観ていただけに幻想が膨張していたのがローラン・ボックだ。
これはあの時期にアントニオ猪木のファンだった者にとって同様の幻想だったろう。

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