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●わたしたちは演歌新時代を見ているのか?「ぼくはエンカな高校生」だった山内惠介の「愛が信じられないなら」で、その「芸」を堪能。 [「言葉」による革命]

●わたしたちは演歌新時代を見ているのか?「ぼくはエンカな高校生」だった山内惠介の「愛が信じられないなら」で、その「芸」を堪能。

末尾ルコ「音楽で知性と感性を鍛えるレッスン」

つい最近から演歌をまともに聴き出した人間の勝手な想像だけれど、ひょっとして氷川きよしあたりから演歌の世界に変革が起こってきたのだろうか。
何かこう、最近人気の演歌歌手たちの一部を見ていると、「演歌の世界は新しい時代に突入している」感が強くなってくる。
本気でルックスがよく、本気で感じがよく、しかも声も歌唱も抜群の丘みどり。
民謡仕込みの図抜けた歌唱で聴く者の心を揺さぶる福田こうへい。
この人たちの歌を聴いていると、かつて「日本のソウルミュージック、日本のブルーズは演歌だ」という説を目にしても(それは違うんじゃない)と鼻で笑っていた自分が遠い過去のように感じる。
今は福田こうへいの歌唱を聴いていると、「日本人であること」を誇りたくなるのだ。

さて、わたしはいろんな意味で「芸のある」表現者が好きなのだが、「新時代の演歌歌手」の一人として、とても魅力的な「芸」を楽しませてくれるのが山内惠介だ。

山内惠介。

1983年5月31日、福岡県に生まれる。
178cmの身長は、山内惠介の「芸」を高める上で大きな役割を果たしている。
「ぼくはエンカな高校生」がデビュー時の山内惠介のキャッツフレーズだったというが、丘みどりもそうだけれど、演歌歌手はかなり若い時期にデビューしても名が知られるまでにかなりの期間を普通は要する。
氷川きよしのように若くしていきなり大きな知名度を得ることは稀だ。
と言うよりも、ほとんどの演歌歌手はマイナーな営業中心の歌手生活が人生のすべてなのだろう。
それもまた人生であるが。
山内惠介もデビュー後10年以上に渡る鍛錬と経験が現在の「芸」を熟成させているわけだ。

山内惠介が今歌っている、

「愛が信じられないなら」を聴いて、

ぜひその「芸」を楽しんでいただきたい。

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