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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「凄い奴らの対決と言える、『ちはやふる』の広瀬すずVS松岡茉優とは?」。2018年3月6日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「凄い奴らの対決と言える、『ちはやふる』の広瀬すずVS松岡茉優とは?」。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

「対決」にはワクワクさせられる。それがしかも「凄い奴ら同士の対決」であれば最高だ。なにせ「対決」であれば、素人同士でもおもしろい。
素人をリングに上げて格闘をやらせるという企画がちょいちょいあるが、そしてもちろんこんな企画は褒められたものではないけれど、倫理的なエクスキューズを抜きにすれば、特に「ちょっと格闘技を知っている素人」同士の対決はおもしろいのである。
プロと言っても一部と言うか、UFCでもかなりのファイターがヒット&アウエイの戦い方をしていて、たいがい全然おもしろくない。両者が「自分が危険になる距離」にほとんど入らないのだから、勝負にならないのである。フルラウンド戦って、両者ともせいぜい疲れただけで肉体的にはほとんどダメージがないのに判定決着をつけられても白けるだけだ。しかしここでわたしが何を語ろうとしているかといえば、映画『ちはやふる』の中の広瀬すずと松岡茉優の対決についてである。松岡茉優が非常に魅力的なキャラクターを造形していただけに、映画史上屈指の「対決」になる可能性を秘めながら、「仲間」という文脈を生かさねばならなかったことにより可能性は萎んでしまった。
実に残念な話である。

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