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●村田諒太の反対負けは驚くべき結果ではない。『仮面の忍者赤影』の主題歌とヘアスタイルから、「Shameless School ハレンチ学園 (1970) Trailer」動画と児島美ゆきの色気について。 [「言葉」による革命]

●村田諒太の反対負けに驚き、怒っている方が多いようだけれど、わたしは12R終了後、少なくとも「4:6」で村田の負けだと思った。
この手の判定はボクシングを観ていれば日常茶飯事で、「ボクシングとはこんな世界だ」と思うほかないのである。
あのつまらなかったメイウェザーVSパッキャオ戦に莫大な金が動いたことが一つの象徴だと思う。


末尾ルコ「昭和文化史の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

子どもの頃主題歌が好きだったアニメや特撮物がいくつかあって、その筆頭が『タイガーマスク』であり、『ウルトラセブン』は特にあのものものしいオープニングの音、つまり歌が始まる前の一種おどろおどろしい音楽がとても好きなのである。
こうした主題歌は大人になって聴いても失望させられることはなく、やはり名曲は名曲だと嬉しくなる。
そんなお気に入りの主題歌の一つに、『仮面の忍者赤影』があって、この番組の制作年から考えると、再放送を観ていたのかもしれないが、それは大きな問題ではなく、つい最近もついついYouTubeで『仮面の忍者赤影』の歌を視聴して素晴らしいなと感じていたけれど、ふと気付いたのは、赤影のヘアスタイルがとてもヘンだという事実だ。
それは全体的には七・三分けなのだが、当時の忍者に七・三分けがあったかとうかという問題もあるけれど、さらに赤影は「七」の部分をきっちり過ぎるほど固めてセットしていることが多い。
なかなか赤影とはきちんとした人だったのだなと感じると同時に、かつて街に散見した「メンズ・サロン」とか、あるいは「男のたしなみ」とかいうフレーズを想起させるものでもある。

などと言いながら、親切なYouTubeの「あなたへのおすすめ」の中に「Shameless School ハレンチ学園 (1970) Trailer」という動画があって、(『ハレンチ学園』を薦められる筋合いはねえぜ)とは感じたものの、なぜか「Shameless School」なんていう英訳が付いているのが多少愉快でクリックしてみた。
これは映画版『ハレンチ学園』なのだが、キャストを見ると、小松方正、藤村俊二、由利徹、宍戸錠、うつみ宮土理、左卜全、児島美ゆきなど、けっこうちゃんとした俳優ばかりでよくこんな映画作ったなあと。
それにしてもその予告編の中にうつみ宮土理がスカートをまくられるシーンがあって、いささか頭痛を催さなくもなかった。
パッと見た感じ、吹き替え臭いシーンではあったが、うつみ宮土理と言えば、司会者としてベラベラベラベラ喋る人というイメージしかなかったもので。
あと、児島美ゆきって、(ああ、いたなあ)と思い出したのだが、当時の児島美ゆきは今現在でもAKBなんたらなんかよりはずっと魅力的で、やや白痴美的色気がありますなあ。
で、ちょっと調べてみたら、児島美ゆき、コーラスグループで『仮面の忍者赤影』を歌っていたとあり、それはそれで奇遇かなあと感じた次第である。

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いっぷく

うつみみどりはロンパールーム上がりですから、その世代の人には意外とアイドルだったんです。子供番組のお姉さんを比較しても、ピンポンパンの渡辺直子は優等生で面白みにかけ、おはようこどもショーの楠トシエはさすがに自分の母親世代なので対象外で、そんな中でうつみみどりは彼女たちに欠けている若さと愛嬌がありました。
ゲバゲバ90分でも、キャロライン洋子とか若い人と一緒に(うつみみどり自身若かったし)ミニスカートで踊ってましたね。ハレンチ学園でも入浴シーンを披露してましたね。キンキンケロンパのコンビもなんだかんだ言って売れていました。ニーズはあったんでしょうね。
しかし、愛川欽也を略奪してからは、芸能界の立ち位置や人々のうつみみどりを見る目が決定的に変わってしまったような気がします。その前は春川ますみが噂になっていたのですが、春川ますみは身を引いたようなので、余計うつみみどりを非難する声は強かったですね。

ハレンチ学園は当時人気漫画だったので、ある程度出演者のギャラが高くなっても採算的に大丈夫と思ったんでしょうね。児島みゆきが新人だったから、名のある人たちで脇を固めるという意味もあったのだと思います。私は、子供の頃ファンだった引田天功の前妻の小桜京子(今は喜劇人協会の偉い人になってますね)も出ているので、映画は何度か見ました。

原作のハレンチ学園は、性的描写、そして教育現場(教員)をおちょくった描き方という2つの「タブー」に触れたため、当時、異常なまでに叩かれましたね。
永井豪も反発がエスカレートしてしまい、最初は他愛無いエッチ学園マンガに過ぎなかったのに、後半は、ハレンチ学園を教育界の恥だと目の敵にする大日本教育センターを登場させ、ハレンチ学園と殺し合いの戦争になるというトンデモないストーリーにしてしまいました。
叩いた者に腹が立ったり失望したりしたのでしょうが、できれば「まいっちんぐマチコ先生」のように、最後まで他愛無いエッチ漫画のままでいてほしかったですね。
この当時(70年代)は、ガリ版先生はいたし、学校を休んでメーデーに行く教師もいたしで、一見自由な雰囲気があるような気がしましたが、実は教員なんて結構権威主義の世界だったんだなと思いました。ものを教えるだけで自分たちは一段高いところにいると思ってるのかな。
by いっぷく (2017-05-21 01:11) 

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