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●クリスマスに向けてというわけじゃないが、セシル・B・デミルの『十戒』を鑑賞。 [「言葉」による革命]

●クリスマスに向けてというわけじゃないが、セシル・B・デミルの『十戒』を鑑賞。

末尾ルコ「映画で、知性と感性を鍛えるレッスン」

映画演出や撮影技術が大きく変化してきたこともあり、「かつての大作」を大味で平板に感じることも間々あるのだが、そうしたことを考慮に入れても、CGなしで本物の人間とセット、そしてロケでの撮影というだけでも現代に鑑賞する価値ありなのである。
セシル・B・デミルの『十戒』を観たのは、比較的最近同じテーマを扱ったリドリー・スコット監督の『エクソダス』を鑑賞していたこともあり、(『十戒』ではどうだったかな)というのもあった。
そして確かに出だしからしばらくは平板な展開に、(4時間持つかな、こらあ・・・)と感じるのだが、モーゼがその出自を知る前後からグッとおもしろくなってくる。

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