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●やはり男も「恋愛を語れる」ようでなければと、川上弘美小説に出てきた「こっくり」という言葉をチェックしながら、「ユンユンユン、ファンファンファン」で「UFOを呼べる」と自称の武良信行にも言及。 [「言葉」による革命]

●やはり男も「恋愛を語れる」ようでなければと、川上弘美小説に出てきた「こっくり」という言葉をチェックしながら、「ユンユンユン、ファンファンファン」で「UFOを呼べる」と自称の武良信行にも言及。

末尾ルコ「文学と武良信行の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

川上弘美の短編を読んでいたら、食べ物の味の表現として、「こっくり」という言葉が使われていた。
「こっくり」と言えば、「こっくりさん」を連想するわたしだが、あれはだいたい「霊能力があると思われたい人」が動かしているので騙されないようにしましょう。
まあ、今どきこっくりさんなんてする人そうそういないか。
いや、いるかもしれない。
なにせ『ももクロchan』にも、「いつもUFOとコンタクトしている、すぐにUFOを呼べる」などと自称する人物が出演していたくらいだ。
あの人の名前なんだっけ、す具には思い出せないが、ある程度以上の年齢の男性で、一見その辺の鄙びた町の道端の椅子に日がな一日座っているようなタイプ。
しかしこのおやじ(おっと失礼 ふふふ)、「弟子」と名乗る若い女性も連れて来ていたぞ。
一体、何の弟子?
しかし、「名前が分からない」も何なので、こんな時はちょこっと検索。
出た。
武良信行なる人物である。

『ももクロchan』出演時に観た範囲ではこの武良信行、「撮影許可証」なるカード上のアイテムを取り出し、空に向かって「ユンユンユン、ファンファンファン」といかにも簡単な呪文を唱え始める。
そしてどうやら得意のパターンは、誰にもUFOなんぞ見えてないのに、「来てます、来てます」と主張する「技」のようだ。
はははははあ~。
しかしあなたがもし「宇宙人」(本当は、地球人も宇宙人なんだけどね 笑)だとして、「ユンユンユン、ファンファンファン」という呪文を聞きつけたからといって、すぐに駆け付けてあげる気になるだろうか。
わたしなら、ならない。
まあ、かつては「ベントラ、ベントラ」という呪文で「UFOを呼べる!」なんて「説」(笑)もありましたな。
宇宙人をどれだけ暇人と思ってるんだ!


それはさて置き、味を表現する「こっくり」という言葉、「味覚」だけでなく、「色彩」にも使われるということだが、要するに「落ち着いて、味わい深い」という意味だということですね。
「こっくりした味わい」
「このスープ、こっくりして美味しいね」
ふ~む、今までこうして使われているのは耳にしたことないです。
あ、「こっくり」という言葉が出ていた川上弘美の短編とは、「小屋のある屋上」です。

日本男児たるわたし、女性小説家だけでなく、女性映画監督、女性詩人など、「女性のアクティビティ」は常に大きな関心の的であり、憧れの的なのである。
あ、ここで「わざわざ〈女性〉と断りを入れるのは差別だ」なんて言ってはいけませんよ、世の中の男性の多くが、女性小説家、女性映画監督、女性詩人などの興味がないから敢えてこう書いてます。
「夫婦の会話がない」って、非常によく耳にするのですが、もちろん夫婦双方の努力が必要なのだけれど、やはり男性は恋愛小説、恋愛映画について、せめて「少しばかり語れる」ようでありたい。

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いっぷく

>食べ物の味の表現として、「こっくり」

これは初めて知りました。
うたたねで船をこぐときぐらいしか使ったことのない言葉ですが、今は言葉の意味が、以前とは違った使い方(「やばい」とか)をされているので、そういうものも「あり」なのでしょうか。
もっとも、小説が教科書のようにカチッと書かれていたらつまらないのかもしれませんね。癖のある表現や、むしろ間違った文法とか、そういうのがあったほうが「個性」としてもてはやされて面白いのかもしれません。
石原慎太郎の『青春とはなんだ』を読んだ時、文法など疑問に感じるところもあったり、登場人物が唐突に政治の話をしたり(しかも右派的な話)したのですが、編集者が手を入れないのは、慎太郎のクセと判断したのかもしれません。
人間の好みというのは不思議なものなので、「変な文」に惹かれるということはよくあります。
ワキガの人が好きだとか、そういう好みは意外とありますね。
こっくりさんは、中学の頃、クラスで自己顕示欲の強い女の生徒がやっていて、クラスの連中から霊能力があると思われて嬉しくなったらしくて、催眠術まではじめてしまい、結局誰かの親が学校にクレームを付けて、こっくりさんも催眠術もいっぺんに禁止になりました。

>武良信行なる人物で

初耳ですが、まあこういう人はいずれ消えて、また別の人が出てきますから、いちいち名前を覚えていられないのです。
ただ、それをムキになって否定する人も、実は「否定派」として名前を売りたい人なんです。
参考書の執筆ぐらいしか仕事のなかった大槻義彦さんが、宜保愛子批判でメディアの売れっ子になった「成功例」から、学者、ライター、その他有象無象が売り出すチャンスを狙っていますが、まあ肯定派も否定派も、そのことが好きで仕方ないという点では仲間です。

>いずみたくシンガース

歌うときは、女性はへそ出しでしたが、みんな今で言う樽ドルの寸胴で、でも結構それがコーフンしました。
記事に使ったLPレコードジャケットで、前列で林家ペーに似ている男の膝に座っているのが、加茂さくらに似ていて、後列の左が本田路津子似、右が上村香子似で、偽物芸能人の集まりみたいで面白かったのですが、結局いつの間にか消えてしまいました。やはり芸能人は「〇〇似」ではなくオンリーワンでなければだめですね
by いっぷく (2019-01-20 05:14) 

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