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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌459日目~レイフ・ファインズ監督、アデル・エグザルコプロス出演『ホワイト・クロウ』はルドルフ・ヌレエフ亡命シーンがクライマックス。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月8日(水)手術後650日目 退院後460日目

『ホワイト・クロウ』という映画がありまして、監督がレイフ・ファインズ。
あの俳優の、『イングリッシュ・ペイシェント』の、『嵐が丘』の『シンドラーのリスト』の『クイズ・ショウ』の、『イングリッシュ・ペイシェント』の『ことの終わり』の『オネーギンの恋人』の『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』の『レッド・ドラゴン』の『ナイロビの蜂』の『愛を読むひと』の『ハート・ロッカー』の『英雄の証明』の『グランド・ブダペスト・ホテル』の『胸騒ぎのシチリア』のおおおおおおお・・・。
と、俳優としてのレイフ・ファインズにはざっと挙げてもこれだけの映画で愉しませていただいている。
もちろん『007』シリーズにも出演しているのだけれど、あれは出番が少ないからね。
『英雄の照明』では映画監督にも進出。
この作品も観応えがあった。
『エレン・ターナン〜ディケンズに愛された女』も監督しているが、こちらは未見。
そして近作『ホワイト・クロウ』を監督する。

『ホワイト・クロウ』は何と言っても、わたしにとっては「何と言っても」なんです、なぜならば主人公が「ルドルフ・ヌレエフ」なんですから。
そう、ソ連時代キーロフバレエ団の大スター。しかし1961年に西側へ亡命し、英国ロイヤルバレエ団やパリ・オペラ座バレエ団などに大きな足跡を残すルドルフ・ヌレエフの半生を描いているのが『ホワイト・クロウ』。


ルドルフ・ヌレエフを演じているのがこの作品のために発掘されたダンサーのオレグ・イヴェンコ。
比較的大柄ではなくややクセのある顔立ちが確かにルドルフ・ヌレエフっぽい。
パリでの恋人でヌレエフ亡命に大きな役割を果たす「クララ・サン」を演じているのhがアデル・エグザルコプロス。
『アデル、ブルーは熱い色』で、レア・セド獲得しました。
『アデル、ブルーは熱い色』ではやたら鼻息荒かったアデル・エグザルコプロスも『ホワイト・クロウ』ではクール&メランコリックな雰囲気で、とてもいい感じです。
フランスの高名な振付家ピエール・ラコットをラファエル・ペルソナ。
この人も奥行きを感じさせるいい演技です。
あと、バレエダンサーのセルゲイ・ポルーニンやレイフ・ファインズ自身も出演している。

まあ世の中の人たちの大部分は生涯バレエ鑑賞とは関わりない人生を送るのでしょうが、それはそれで致し方ないことです。
バレエの総本山パリ・オペラ座があるパリにの一般フランス人も、普通は誰もバレエに興味がないといいますから。
しかし今は動画サイトで気軽にバレエの映像を観ることができます。
ふと、「パリ・オペラ座バレエ」で検索し、一つでも動画を観ると、新しい世界の扉が開きますよ。
男性ダンサーのタイツ股間のふくらみもすぐに気にならなくなります(笑)。

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ニッキー

バレエ鑑賞、新年のウィーンフィルハーモニーで
見るくらいですw
かみさんは結構好きなのでチケットが手に入ると
ちょこちょこ妹と一緒に見に行ってます( ^ω^ )
by ニッキー (2021-01-13 09:05) 

hana2021

レイフ・ファインズは昔から好きな俳優の一人で、挙げられた中で・・・「英雄の証明」「グランド・ブダペスト・ホテル」「胸騒ぎのシチリア」…と近年の作品たちが未鑑賞でした。
年齢とともに外見が変化してしまったせいもあり、やはり若い頃の、ケイト・ブランシェットとの共演作「オスカーとルシンダ」。ラストシーンには思わず涙してしまった、「ブッカー賞」受賞作品の映画化しただけのことはありました。
ハンガリーを舞台に、二役を演じた「太陽の雫」も興味深い役柄として思い出されます。
彼は元々は舞台の人、俳優として先が見えてしまったせいか、または極めてしまったのか。映画監督への道も進み始めているのですね。意識の高さを感じずにはいられません。
by hana2021 (2021-01-13 12:51) 

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