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末尾ルコ、かつて語った「無防備都市」ロベルト・ロッセリーニ監督 [「言葉」による革命]

「無防備都市」ロベルト・ロッセリーニ監督

「ネオリアリズモの最高傑作」だ。映画ファンならもちろん知っていなければならない。しかしもしそんな映画史的コンテクストを知らずとも、多少なりとも「映画」「芸術」に興味があるのなら、「観ずに死んではいけない」と断言したくなる世紀の傑作。ナチスに取り囲まれるアパート、逮捕されるフランチェスコ、「来るな」と叫ぶ声を振り切り後を追うピーナ(アンナ・マニャーニ)、背後からの銃撃・・。何度観ても魂を揺さぶられる。そして俳優たちの尊厳に溢れた演技。人類が誇るべき作品だ。

タグ:アート 映画
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hana2021

ロベルト・ロッセリーニ監督、アンナ・マニャーニ共に知っているのはその名声だけでした。ロッセリーニはイングリッド・バーグマンとの恋愛関係、スキャンダルを経ての結婚もありましたけれど、これもイタリアならでは宗教上の問題が絡んだ結果。
未鑑賞の「無防備都市」、鑑賞する前に死んではいけない、代表的なパターンのようですね(笑)
第二次世界大戦で敗戦した日本とイタリア。それが関係してか、娯楽のない時代に人々が求めた結果でしょうか。貧しくて、もののない時代であったあの頃に次々生まれた芸術的にも優れた作品たち。
・・・それに引きかえ、イタリアもながら、日本映画の現状はと言えば・・・

by hana2021 (2021-04-05 18:03) 

TBM

これは観ています。
リアルタイムではなく、TVですが。衝撃的でした。
by TBM (2021-04-05 22:17) 

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