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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)と『オルカ』を観たので、大大大女優シャーロット・ランプリングの足跡を振り返る。(最高の介護を超えるべく) [「言葉」による革命]

わたしは末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

『オルカ』という映画は『ジョーズ』のあまりの大ヒットの柳の下を狙った作品でして、そんな中ではリチャード・ハリスとシャーロット・ランプリングという一線級のスターが出演している点、『グリズリー』などとは一線を画すしっかりしたエンターテインメントとなっています。
そして特にシャーロット・ランプリングですね。

シャーロット・ランプリングの若き日は、

ルキノ・ヴィスコンテイ
『地獄に堕ちた勇者ども』

ジョン・ブアマン
『未来惑星ザルドス』

で大きなインパクトをもたらしたけれど、決定的だったのが

リリアナ・カヴァーニの
『愛の嵐』

これは決定的でした。
若き日の、やや痩せぎすのシャーロット・ランプリングが、下半身はナチスのパンツ、それをサスペンダーで支え、上半身は裸体、そしてナチ帽…。
ナチスの服装を称賛するわけにはいかないけれど、その制服に異様な魅惑を感じる人たちが歴史上無数に存在するのもまた事実。
ナチスの蛮行は決して許してはならないが、事実は事実として認めねばなりません。
『愛の嵐』で件のファッションで踊るデカダンなシャーロット・ランプリングは、それだけで映画史上永遠のアイコンの一人となってしまった。

タグ:映画 アート
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(。・_・。)2k

制服系は萌えますよねぇ(笑)

by (。・_・。)2k (2021-04-29 13:34) 

TBM

リアルタイムでは観ておりませんが、
「愛の嵐」のシャーロット・ランプリング、
衝撃的でした。
by TBM (2021-04-29 21:00) 

hana2021

仰るように、映画「愛の嵐」で上半身裸にナチスの帽子を被った、踊るシャーロット・ランプリングの不健康なくらいに細すぎる姿は、映画史に残る一シーンだと思います。
本日は雨の一日、先の「愛を弾く女」の鑑賞をと思いPSを開きましたが、amazonプライムにはあったものの、我が地域での視聴は不可だそう。
仕方なくダニエル・オートゥイユと、ブノワ・マジメルの共演作「パリ、憎しみという名の罠」を観ました。しかしストーリー展開のつまらなさで居眠りが出てしまった程。
全く違う日本映画「ステップ」、重松清の同名小説が元となった山田孝之主演の一本。
働きながら男手ひとつで、一歳半のまだ赤ちゃんと呼んで差し支えない子供を育てていく物語。
子育てと家事の大変さはそんなものじゃないと言いたくなるくらい、綺麗ごとに描いてはいるのですが、、安定の山田孝之ですからどこにでもいるお父さん役が良く、子役も可愛すぎなく演技もし過ぎない、テンポよく進むストーリーと、素直な心で楽しめました。
重松清原作の「とんび」もドラマ化されていますが、私は堤真一版が好きです。
by hana2021 (2021-04-29 23:08) 

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