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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~ブライアン・デ・パルマ『フューリー』で描かれた超能力描写の魅惑。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



いやいやいやホント、最近久々に観た『フューリー』も『殺しのドレス』も素晴らしくてね。
もちろんブライアン・デ・パルマのファンは多いけれど、『殺しのドレス』は彼の傑作として観ている人は多いはず。
しかし『フューリー』は案外語られないんです。
同様に「超能力者の宿命」を描いた『キャリー』はモダンホラーの傑作として名高いんですけどね。
『キャリー』のラストの「例のシーン」、わたしは超満員の名画座で観たんだけれど、会場中が「ギャッ!」と悲鳴を上げた。
後にも先にもそんな経験は『キャリー』だけだ。
こういうの、映画館で鑑賞する醍醐味の一つなんです。
他にも『エイリアン』を観た時、その時はわたしは映画館で3度目くらいの鑑賞だったんですが、そう、『エイリアン』ってそのくらい衝撃的な作品だった、あの有名なエイリアンが宇宙船乗組員の胸を裂いていきなり出てくるシーン、前の方に座っていた若い女性がですね、「もうこんなの嫌」と呟きながら途中退席した。
若い女性が独りで観に来て、しかも『エイリアン』初鑑賞となれば、最後まで観られない人もいるでしょう、あの衝撃、あの恐怖。

『フューリー』っていう映画はエイミー・アーヴィングが強力な超能力を持っていて、それを利用しようとする機関に目を付けられる。
アーヴィングがその恐るべき能力を一気に発揮するシーンはラストに待ち構えているけれど、そこへ至るまでの、例えば彼女に敵愾心を燃やすクラスメートの女の鼻から血が流れだすとか、模型の列車をサイコキネシスで激しく動かしながら血みどろの死体のヴィジョンを見るとか、現在のようなCGはもちろん使ってない、まったくアナログの特撮だけど、観せ方というか魅せ方というか、センスが違う、ホント、ワクワクするんです。


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タグ:アート 映画
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ゆうみ

ひよこちゃん推しの映画 観たことないの。
ごめんね。
仙台は 冷え冷えで 仕事する場所は温いのだけど
生き返りがひえておりまする
by ゆうみ (2022-01-29 18:37) 

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