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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~あなたがアングル~『ぼくのおじさん』、あるいは『獄門島』の坂口良子。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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あなたはアングルが好きと言った。
(ほおっ)と思ったから、(ほおっ)という表情とゼスチュアをした。
しかし今まであなたに好きな美術家を尋ねたことなかったとはそれも意外。

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『ぼくのおじさん』という映画があって、監督は山下敦弘。
山下敦弘は現在の邦画界ではトップクラスの一人であって、生まれも1976年と若い。
『リンダ リンダ リンダ』『松ヶ根乱射事件』『天然コケッコー』『もらとりあむタマ子』などはなかなかに愉しんだ作品である。
しかし北杜夫原作の『ぼくのおじさん』は、ちっとばかし緩過ぎるかな。
『ぼくのおじさん』の中で、大きな役ではないが、寺島しのぶと宮藤官九郎が出演していて、この二人はなかなかよかった。
わたし、俳優としての宮藤官九郎が好きなのです。
『ゲゲゲの女房』なんかも、一般的には朝ドラの向井理が念頭に上がるのだろうけれど、わたしのポイント・オブ・ヴューからすれば、「向井理なんて、水木しげるじゃないのに!」となるわけで、映画の宮藤官九郎の方が遥かに水木しげるだった。

市川崑作品、映画『獄門島』の坂口良子がなかなかに魅惑的で、坂口良子と言えばテレビドラマでの健康的でポジティブなイメージがとても強く、しかし『獄門島』の中ではかなり怪し気な美貌と色香を発散しているのである。
テレビドラマの坂口良子の緩やかなファンでもあったわたしだけれど、プロポーションも素晴らしく、映画で例えば谷崎潤一郎作品などに挑戦していれば、とても素敵なキャリアンの一つになっていたかもしれない。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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ゆうみ

坂口良子 素敵な女優さんでしたね。
どうして お嬢さんは糸の切れた凧状態なんだろう?
by ゆうみ (2023-06-01 11:41) 

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