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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『悪魔のような女』、モノクロ恐怖の絶頂~『ホワイトアウト』、『レスラー』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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『悪魔のような女』はアンリ・ジョルジュ・クルーゾーの傑作のひとつで、そのクライマックスはモノクロ映像による恐怖の絶頂の一つではないか。
しかしもちろん初見のときの恐怖は二度目からはない。
が、何度観てもおもしろいのが映画史的傑作の映画史的傑作である証し。
意外にもシモーヌ・シニョレよりヴェラ・クルーゾーの方が主役的パフォーマンスを貫いている。

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『ホワイトアウト』ドミニク・セナ監督

南極で起こった殺人事件の謎を追う・・「アンダーワールド」以来「あねご」と呼んでいるケイト・べッキンセイルだから観たわけだが、うん、「あねご」は綺麗だった。作品は殺人、南極の自然、サスペンスなど盛りだくさんで展開するが、必ずしもうまくさばけていない。ま、「あねご」が綺麗だから。(

『レスラー』ダーレン・アロノフスキー監督

一人の落ちぶれたプロレスラーをストレートに描いた作品だが、語り口の心地よさでまったく退屈させない。また「プロレス界」を比較的正確に描いた映画としても特筆されるだろう。ミッキー・ローク演ずる主人公のレスラーに中途半端な救いは訪れず、しかしどういうわけかポジティブな手触りが残る。娘役エヴァン・レイチェル・ウッドのゴシックな美貌で作品の楽しみが増している。

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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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コメント 3

ゆうみ

そうそう 下っ端になればなるほど
豪語したくなるね
by ゆうみ (2023-05-31 10:23) 

hana2023

ダーレン・アロノフスキー監督作「レスラー」のみ鑑賞しました。
落ちぶれたレスラー役のミッキー・ローク。
80年代はセクシー男優として一世を風靡。その後はあの猫パンチ&シースルーおパンツをはじめとして落ちぶれた感が強く、注目を浴びる事なく過ぎたのは映画の主人公とリンクしました。
ウェディングドレス姿のまま恋しい人の元へと駆けつけた役が印象的だったマリサ・トメイ演じるストリッパー役も作品に厚みをもたせて良かったと思います。
それなのにバレーについては全くわからない私が観ても、思わせぶりなだけの「ブラック・スワン」でこけちゃいましたね。

by hana2023 (2023-05-31 11:14) 

hana2023

今日の「午後ロード」は偶然にもまだ「あねご」になる以前のケイト・ベッキンセイル、一時はアイドル的な位置づけであったクレア・デインズの「ブロークダウンパレス」の放送でした。ほぼ全編タイの刑務所に収監されているシーンの連続により、彼女の美貌は残念ながら活かされませんでした。 エンディング曲に、サラ・ブライトマンの「デリヴァー・ミー」が流れたあたりにも意外性もあり。
by hana2023 (2023-05-31 16:01) 

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