*モニカ･ベルッチ

　もうずっと前から、世界的に知られたイタリア人女優といえばモニカ･ベルッチ。スペイン人女優ならペネロペ･クルスである。しかしこの二人、10歳以上歳が離れている。ベルッチの方が上である。
若き日からモニカ･ベルッチはとてつもなく美しいが、代表作となるとキャリア初期の｢マレーナ｣となるか。
｢ニューシネマ･パラダイス｣のジュゼッペ･トルナトーレ監督のこの映画は、少年が憧れる美貌の女性絡ませて、展開はありきたりだけどよくできている。ほくは｢ニューシネマ･パラダイス｣よりこちらの方が好みだ。
映画中少年がマレーナを眺めながら股間をむくむくと大きく膨らませるシーンがあるが、ジャージでも履いておればまだしも、普通のやや固そうな生地のズボンをあれだけ膨らませるようなぺニスは大人でもなかろう。などと思いつつ、モニカ･ベルッチ、ペドロ･アルモドバル作品を筆頭に圧倒的フィルモグラフィを誇るペネロペ･クルスと比べると、(これ！)という作品が少ないのは否めない。