*浜辺美波のカリスマ

浜辺美波が23歳というのはけっこう驚異なんじゃないか。もちろん23歳に相応しい若々しさを湛えたスター女優なんだけど、同時に23歳に相応しからぬ風格、そして映画スターらしい浮き世離れした雰囲気がある。
浜辺美波といえば、｢君の膵臓をたべたい｣の大ヒットでスターダムへとかけ上がったのだが、ぼくは｢約束のネバーランド｣の方が好み。
しかしそれよりも何よりも、22、23｝年の公開作である。｢シン仮面ライダー｣と｢ゴジラ-0.1｣のヒロインとなったことだ。米国でも大ヒットの｢ゴジラ｣は言うにおよばず、歪な出来ではあるがこくのあるダークをたのしめる｢シン仮面ライダー｣のヒロインとなることで、大きなカリスマを帯びることとなった。
そんな浜辺美波の必見作は、今や｢映画の化身｣と呼びたい岸井ゆきのとの共演作｢やがて海へと届く｣である。