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ゴルゴンのごとき菊池凛子の目線は虚飾を許さない。吉高由里子の日本的スケール。 [吉高由里子]

菊池凛子はもはや怪物である。
少なくとも日本の「女優」という基準においては怪物化したと言っていい。
カンヌ映画祭のレッドカーペット。
あれだけの目をした日本の女優など見たことがない。
まるでその目を見た者を石にしてしまったというギリシャ神話のゴルゴンのような目。
いや、ゴルゴンが醜い女であるという前提があるのなら、
菊池凛子は「美しきゴルゴン」と呼ばねばならない。
「覚悟」した人間の目というのは、こうまで強烈で、こうまで美しく、こうまで深いのか。
それに比べ、多くの日本の女優は、やはり弛緩した目をしている。

吉高由里子は「覚悟」した女優の一人である。
しかし菊池凛子の目を持っているとは言わないし、もちろん怪物的な存在にも至っていない。
菊池凛子の存在が世界的スケールを持っているのに対し、
吉高由里子の存在は実に日本的だ。
けれど日本性が世界を震撼させることもできるはずだ。
妖刀の妖しい美しさに世界が震える。吉高由里子に望むのは、それだ。


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