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なぜテレビ局は「酒井法子事件」をここまで愛するか? [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

ヘリでの空撮、会見はフラッシュの雨あられ。
知らない人が見たら、酒井法子をどれだけの大スターだと思ったことだろう。
しかしわたしの見方では、酒井法子は一度もスターだったことなどないし、女優だったことも歌手だったこともない。
では何か?
単なる「過去のアイドル」である。
この「アイドル」という存在が日本の芸能を大きく曲げてきたことは事実だ。
しかしいつの頃からか「アイドルを批判する方がダサい」とされる風潮が主流となっていた。
けれどもうそんな時代は終わっていいのではないか。
つまり「秋元康はスゴイ」などという時代は遠い過去のものにすべきではないかと思う。
このことについては、これから折に触れて書いていく。

酒井法子に話題を戻そう。
違法なドラッグを使用した芸能人などこれまでいくらでもいた。
なぜ酒井法子のみがここまでフラッシュを浴びねばならないのか。
一つは本人が「失踪・逃亡」というケッサクなオプションをつけたので、「パワーランキング」(爆笑)が見事に上がったということだ。
そしてもう一つ。
インターネットを含む様々な新しいメディアの台頭で、テレビ局が危機的なまでに視聴率をとれなくなっているという事実だ。
それだけにテレビ局の「視聴率至上主義」は現在末期症状を呈していると見る。
そんなテレビ局にとって、「酒井法子事件」は「恵みの雨」に他ならないのだ。
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オクサナ

昨日の某スポーツ新聞は、見出しから3ページ酒井法子一色でした。



そうですか?テレビが酒井法子で騒ぎまくってるのは、視聴率稼ぎだったのですね。スポーツ新聞も同じなのですね。


それにしても、まるでスター扱いで 若者や子供達には悪影響だと思います。



違法行為して脚光浴びて、これですぐに復活したら 何だか真面目に努力してる芸能人が気の毒です。



by オクサナ (2009-09-19 23:01) 

末尾ルコ(アルベール)

特に許しがたいのは、「まともなニュース番組」のふりをして、実は視聴率さえとれればいいというテレビだと思います。視聴率をとれなければ、最初から放送してないでしょうね。事件としては押尾学の方が重大だったと思いますが、酒井法子の方が視聴率がとれたので、押尾学は軽くするーしましたね。これがテレビのやり方です。

                            末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-19 23:37) 

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