吉高由里子表紙の「日経エンターテイメント」2009年11月号・・小さく、しかし大きな感動の部分

2点目の疑問。

●吉高由里子自身は「映画」に関してどう考えているのか

例えば北川景子であれば、ブログやインタヴューなどを通じて、彼女がどれだけ映画に対して情熱と愛情を持っているかはっきりと分かる。
これだけ自分の考えや感情をまめに発信する女優は珍しく、その意味でも北川景子はとても新しい。
対して吉高由里子は「力まない」タイプ。
見事な言語感覚でその都度的確な表現を聴かせてくれるが、必ずしも気持ちをストレートに語る方ではない。
だから上記の疑問に対してどう考えているか、正直つかみどころのない印象を持っていた。
いかに映画女優としての才能を持っていても、本人が「テレビで人気が出ればそれでいいや」と思ってしまっては伸びるものも伸びない。
その疑問に関し、「日経エンターテイメント」2009年11月号で吉高由里子は「映画でじっくりと役にのめり込みたいという」という意味のことを語っている。
ファンにとってはこれだけ安心できる言葉はない。
約1年間ほとんどテレビの仕事だったけれど、吉高由里子の中では明確に「映画」と「テレビドラマ」の区別ができていたということだ。
（吉高由里子を含め、多くの俳優たちはその「区別」ができていると思う。しかし様々なことをいまだ「テレビ」に依存する日本ではなかなか明言できる俳優はいない。
しかしこれからは増えてくると思う。
わたしが嫌いなのは「映画」と「テレビ」の区別ができてない俳優たちだ）

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コメント 2

「日経エンターテインメント」にはいくつかの答えがあるというルコさんのお話を伺い、改めて読み返しました。
私なりに思ったことは、「自覚」です。吉高由里子はだいぶ昨年とは異なり、自分自身が女優であることやファンを獲得しつつあることを自覚しているのかなぁと思いました。世間に迎合するという意味合いとは違うと信じたいですが、女優である意識を持ち始めたことが素晴らしいです。そして、「裏切りたくない」という言葉。これもファンとしては嬉しかったです。

映画とテレビを区別しない世の中になってきてしまいましたね。それは本当に避けたいです。映画を何回かに分けるのもあまり理解できません。前編と後編など。

ところで、アミューズのプロフィールが更新されていました。
映画「カイジ」に出演するらしいですよ（笑）全然知りませんでした。
by ton (2009-10-08 09:56) 

「カイジ」に出てるんですか？
もうすぐ公開じゃないですか！アミューズの更新、相変わらずですね（笑）。
出演は一瞬くらいかなあ・・。でもプチ出演でも、映画に関わっていくというのはいいことです。

＞「自覚」

確かにそんな感じですね。
あの言葉から、ファンたちが自分に期待するものの「質」というものを深く考えている印象を受けました。
ファンを「裏切りたくない」という言葉は、あまり多くの俳優たちから聞ける言葉ではありませんからね。

ありきたりな表現になりますが、「いい意味での裏切り」にも期待しています。
それはもちろん「女優としての自覚」を持った人にだけができることですが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ（アルベール）
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-10-08 16:50)