「スター」って誰だ？ ３ あなたは松田優作的と、「隣の兄ちゃん」的とどちらを選ぶ？

そもそも「スター」という言葉からどのような印象を受けるだろうか。
わたしはある種の「威厳」を漂わせているのがスターだと思っている。
「威厳」と言っても別に偉そうにふんぞり返ったものではない。
他の人たちとはまったく違ったオーラ。
容易には近寄りがたいような雰囲気。
そのような意味での「威厳」だ。
例えば日本では松田優作。あるいは市川雷蔵。
女優では若尾文子、夏目雅子など。（若尾文子はかつて「低嶺の花」などと呼ばれていたようだが、それはあくまで映画スターとしての呼称だと思う）
いずれも常人とはかけ離れたオーラを帯びているのは理解していただけるだろう。
ところが多くの日本人は「隣の兄ちゃん・姉ちゃん」的タレントに金を使い、時間を割くのである。

タグ：エッセー アート スター 松田優作

コメント 3

ネットで情報が溢れた時代に、「高嶺の花」も死語ですね。
情報量が少なかったので、高嶺と感じたのでしょう。
by fullcon (2011-04-16 23:32) 

fullcon様

マスメディアの「引きずりおろし」という習性も大きいでしょうね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2011-04-16 23:58) 

「銀幕」と呼ばれた頃の役者さんこそ
スター（手の届かない）的存在ですね
by nano (2011-04-17 02:18)