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レオノ―ラ・キャリントンと出会うこと。 [生と死のためのアート]

レオノ―ラ・キャリントンが死んだ。レオノ―ラ・キャリントンは5月25日に死んだ。ぼくはレオノ―ラ・キャリントンのファンだったのか?ファンとは誰を言うのか?ぼくの心にいつもレオノ―ラ・キャリントンがいたわけではない。けれど不意に去来するのだ、レオの―ラ・キャリントンの画が。その去来の頻度はギュスターヴ・モローほどではないかもしれない、エゴン・シ―レほどでもないかもしれない。けれどいつだったろうか、初めてレオノ―ラ・キャリントンの画を観た時の清々しい気分はよく覚えている。どんな芸術でも「初めて」会った瞬間とは忘れ難いものだ。レオノ―ラ・キャリントンは死んだ。そしてレオノ―ラ・キャリントンが生まれてから死ぬまでに、ついにレオノ―ラ・キャリントンと出会わなかった人たちがどれだけいることか。

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