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〈「言葉」による革命〉・・・きっとあなたも愉しめる、レオス・カラックス「ホーリー・モーターズ」。2014年7月8日 [「言葉」による革命]

●フランスのレオス・カラックス監督の映画はどれも好きなんですが、なにせ寡作な監督で、最新作「ホーリー・モーターズ」が「14年ぶり」の長編映画ですよ。
14年ぶり・・・。
その14年の間に「TOKYO!」というオムニバス映画の中の一本「メルド」を撮っているけれど、その短編作品を「愉しめた」とはとても言い難かった。
ドニ・ラヴァン扮する「メルド」という奇っ怪な人物が東京の街へ出没して小規模に暴れる・・・。
笑おうにも笑えない内容でした。
で、「ホーリー・モーターズ」にも「メルド」は出て来るんですが、これは笑えた。
と言いますか、「ホーリー・モーターズ」を観る前に「あらすじ」を読むと、だいたい次のような説明がなされています。

「オスカー」という男性が11人の人物に扮装して謎めいた1日を送る。

(何だこれは?)と思いますね。
わけのわからないシュールな展開かもしれない。
でもレオス・カラックスだから、映像を愉しむだけでも退屈しないはずだ。
という覚悟で観始めたんですが、意外にも何の問題もなく作品に入り込めた。
おもしろいんですよ、これが。

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