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〈「言葉」による革命〉・・・映画「ノア 約束の舟」、「洪水シーン」は見事だったか?2014年8月7日 [「言葉」による革命]

●ダーレン・アロノフスキー監督「ノア 約束の舟」の最大の観どころはラッセル・クロウ演じるノアの情念である、と書きました。
逆に言えば、大いに期待していたヴィジュアル面はやや肩透かしを食らった印象です。
観る前は、「旧約聖書の世界の雰囲気をどれだけ醸し出しているだろうか」「あの大洪水を、どれだけ迫力を持って描いているだろうか」といった部分に大いなる期待をしていたわけです。
で、まず「旧約聖書の世界の雰囲気をどれだけ醸し出しているだろうか」ですが、ややピンと来なかった。
もちろんわたしが正確に旧約聖書の世界の雰囲気を把握しているとは言いませんが、確かに荒野的場所も出て来たけれど、どちらかと言えば「欧州」を感じてしまいました。
そして「洪水シーン」ですが、迫力はあったし、文句はない。
ただ、「洪水シーン」を含め、CG臭が濃すぎました。
もう少し「実物」っぽく観たかった。
そして「神の怒りを買った天使」の姿として「番人」というクリーチャーが登場するんですが、これも悪くはない、しかしあまりに動きが「近頃のロボットCG」と変わりないんです。
ちょっと残念でしたね。

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