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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの人生をより美しく強靭にする」講座~加藤泰監督「宮本武蔵」を観ながら「剣豪最強」について考えた。2016年2月26日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより美しく強靭にする」講座~加藤泰監督「宮本武蔵」を観ながら「剣豪最強」について考えた。

剣豪!
と聞くと、あるいは見ると、まず誰を連想しますか?
日本人なら多くの人が、
「宮本武蔵」
となるでしょう。
他には、

塚原卜伝
柳生石舟斎
伊藤一刀斎
佐々木小次郎
上泉信綱
柳生宗矩
荒木又右衛門
千葉周作
沖田総司

らがよく挙げられます。
この中でたいがい「ダントツで強い」と評されるのが上泉信綱なんですが、一般的にはあまり知られていません。
宮本武蔵は言うまでもなく吉川英治の小説により人口に膾炙したわけで、「武蔵は強くない」と主張する論者も多くいます。
昔の剣豪がどれだけ強かったなどもちろん現在のわたしたちが正確に判定できるわけもなく、しかし「強さ」に対する憧憬はいつの時代の人間も持つものであり、「誰が強かったか・強いのか」という議論は知的遊戯としても楽しいものです。
とは言え、宮本武蔵、あるいは司馬遼太郎によって描かれた坂本龍馬らの人気や知名度は美化され過ぎ、あるいは膨張し過ぎの面があり、わたしはあまり好みません。
宮本武蔵の戦歴もとても怪しいものが多いようで、それは多くの専門家が指摘してもいます。
などということを、2015年7月にBSフジでも放送された加藤泰監督の映画「宮本武蔵」を観ながら考えたわけですが、この作品はちと珍品ですな。

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