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〈「言葉」による革0命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの人生をより美しく強靭にする」講座~真剣勝負ってどんなもの?加藤泰「宮本武蔵」は佐々木小次郎の田宮二郎にも注目!2016年2月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより美しく強靭にする」講座~真剣勝負ってどんなもの?加藤泰「宮本武蔵」は佐々木小次郎の田宮二郎にも注目!

わたしは真剣での斬り合いを見たことないし、自分でもしたことない。(笑)
しかしかつて日本だけでなく、世界の多くの国々で斬り合いによって雌雄を決する戦いが行われていたことも事実で、そうした場に挑む人間の心理はいかばかりかと想像するが、日本では次のような高名な剣豪が存在したけれど、「斬り合い」に挑む際の心理の記録というのはさほど残されていないようだ。

塚原卜伝
柳生石舟斎
伊藤一刀斎
佐々木小次郎
上泉信綱
柳生宗矩
荒木又右衛門
千葉周作
沖田総司

加藤泰監督の映画「宮本武蔵」は武蔵役が高橋英樹で、現在の困った親馬鹿ぶりの俳優とは違った姿がもちろん観られるけれど、萬屋錦之助によって演じられた内田吐夢の「宮本武蔵」のように内省的な姿は見られない。
全5作に渡った壮大な内田吐夢版と違い、1作3時間以内に巌流島の対決まで纏めてしまった以上端折ってしまわねばならないのも道理で、何やら弱弱しい鎖鎌の宍戸梅軒がアッという間に斃される辺り、かなりギャグっぽい趣ですらある。
しかし巌流島の対決シーンは武蔵が乗った小舟が小次郎の待つ浜辺へ近づくショットが会館で、田宮二郎演じる佐々木小次郎も案外悪くないのである。

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