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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~映画親和性が高いボクシング、近年の快作 安藤サクラ「百円の恋」は必見!2016年6月7日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~映画親和性が高いボクシング、近年の快作 安藤サクラ「百円の恋」は必見!

ボクシングって観てます?
民放地上波でもちょいちょい日本人のタイトル保持者を中心に放送されていますよね。
わたしはもちろん格闘技ファンとして、長い歴史を持つボクシングとその高度にして洗練されたテクニックに大いなるリスペクトを持ち続けていますが、最近はあまり観ていません。
その理由はさて置いて、しかしボクシングはよく映画の題材として使われる。
他の格闘技と比べ、映画史の中でもとても目立ちます。
一般的にはシルベスター・スタローンの「ロッキー」が知られていて、これを観てスポ根的に気合いを入れるという人はいまだ多く存在します。
まあよかれ悪しかれ「ロッキー」のテーマ曲は映画史上稀に見る(聴く)インパクトではあります。
そして何と言ってもスコセッシ&デ・ニーロの歴史的傑作「レイジング・ブル」。
ポール・ニューマンの「傷だらけの栄光」もあるし、ダニエル・デイ・ルイスも「ボクサー」をやっている。
イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」は女子ボクサーの話でした。
ラッセル・クロウも「シンデレラマン」をやっていますし、日本に目を転じれば、赤井英和の「どついたるねん」、北野武監督の「キッズ・リターン」もボクシングが題材でした。
で、最近作となると、武正晴監督、安藤サクラ主演の「百円の恋」。
「百円の恋」。
これはですね~、ぜひ鑑賞していただきたい。
安藤サクラが大きく関わっている映画作品は現在すべて「必見」というべきですが、特に「百円の恋」は作品的クオリティも高く、しかも映画ファンでなくても楽しめる要素が多くあるのがいい。
「百円の恋」の中で「ほとんど何もしない人生」を送っていた安藤サクラ演じる主人公が徐々にボクシングに目覚め、上達していく。
本人によるリアリテイあるフットワークとシャドウボクシングも見ものであり、第一線の映画女優がこれだけのボクシングシーンを見せた例はかつてなく、その点のみに絞れば「ミリオンダラー・ベイビー」でオスカー主演女優賞を獲得したヒラリー・スワンクさえも凌駕しています。

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