SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~フィリップ・ガレルの美しい「ジェラシー」の撮影、音楽。2016年7月25日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~フィリップ・ガレルの美しい「ジェラシー」の撮影、音楽。

フィリップ・ガレル監督の「ジェラシー」は80分弱の短い時間がすべて「見せ場」と言うべき作品です。
ストーリーは至ってシンプル。
妻と別れ、新しい女性と暮らす男。
しかしその女性とも感情が行き違ってくる。
主要な登場人物は、「男」「新しい女」「男の娘」の三人。
「男の娘」の子役もいい。
大袈裟な芝居など一切しない。
そしてカメラ。
モノクロの端正で深い映像は、「ジェラシー」の「主役」と言ってもいい。
撮影はウィリー・クラン。
ベルギー生まれのウィリー・クランは、ジャン?リュック・ゴダール 監督の「男性・女性」なども撮っている。
となると、映画ファンとしては必見の映像だ。
そして音楽は、ジャン?ルイ・オベール。
「ジェラシー」の中で音楽は見事な「助演」であると言っていい。
ジャン?ルイ・オベールはロック・バンド 「テレフォン(テレフォヌ)」のメンバーだった。
「ジェラシー」で音楽は大きな声で主張しないが、すうっと心に入り込んでくる。
そして感情を解放してくれる。

[スペード]マスメディアの操作」と「日本人の弱さ」によって膨張した人気者たちは、もちろん本物ではないし、「スター」でもありません。


nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0