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〈「言葉」による革命〉・・・● 末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~宇宙の年齢、「何度も繰り返し観たい映画」、アカデミー作品賞はなぜ日本で??2016年12月29日 [「言葉」による革命]

● 末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~宇宙の年齢、「何度も繰り返し観たい映画」、アカデミー作品賞はなぜ日本で??

・ 宇宙の年齢が「138億年」なんていいますが、あなたは信じますか?

 わたしは、どうかと思うなあ~。


・ 「繰り返し観たくなる映画」こそ、「自分にとってベスト映画である」。
 ですよね?
 ところが最近の日本映画、繰り返し観たくなる作品が稀である。
 なぜか?
 日本映画でも、「かつての日本映画」であれば、何度も何度も観返したくなる作品が目白押しだ。
 溝口健二作品、成瀬己喜男作品、小津作品、黒澤作品は言うまでもなく、俳優で言えば、市川雷蔵、若尾文子、藤純子、高倉健・・・この人たちが出ている映画の多くは、何度も何度も観返したくなるし、現に観返している。
 ちなみにわたしはこれら監督、俳優の最盛期はまったくリアルタイムではなく、ずっと後から観始めている映画ファンだ。
 だから「過去を懐かしんで言っている」のではない。

 監督の力?
 俳優の力?
 時代?

 しかし米国映画、フランス映画などであれば、近年も「何度も観返してたい作品」が近年も少なからず増え続けている。

 日本映画は・・・となれば、かなり考え込んでしまう。

 さて、あなたの「何度も観返したい映画」はどのくらいありますか?

・ 2016年2月、Yahooに掲載されていた記事で、

 アカデミー賞作品賞の「神通力」、日本では風前の灯か(斉藤博昭)

 というタイトルのものがあったけれど、内容は近年アカデミー作品賞を獲得した作品の日本での興行成績が芳しくないというもの。

 わたしは、理由のほとんどはアカデミー賞側にあるのではなく、日本人の側にあると考えています。

 確かに近年、一般ウケしそうにない映画が作品賞を獲る傾向はある。
 それにしても日本人の関心度が低過ぎる。

 件のような記事がYahooに掲載されると、コメント欄に「そもそもアカデミー賞なんて・・・」とかいう書き込みが必ずあるんだけれど、単なる無知蒙昧です。
 笑ってあげましょう。
 そんな単純なものではない。

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