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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「美術であなたの人生をより強く美しくする」講座~「日曜美術館」曾我蕭白と中野信子問題と、黒木華の非現実性。2017年1月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「美術であなたの人生をより強く美しくする」講座~「日曜美術館」曾我蕭白と中野信子問題と、黒木華の非現実性。

2016年3月に放送されたNHK「日曜美術館」で取り上げられていたのは曾我蕭白(そがしょうはく 1730~1781)。
ゲストで脳科学者の中野信子、漫画家の藤田和日郎が来ていました。
曾我蕭白は奇矯な作風で知られた絵師です。
中野信子は「脳科学」の番組で出てくることは滅多になく(そもそもそんな番組は滅多にない)、いろんな番組へ出てきて、どんな話題でも「ドーパミン」とか「メタ認知」とか「ストレス耐性」とか、初心者向け脳科学用語を繰り出して話しするのが定番になってます。わたしは専門外の話題にのこのこ首を突っ込む学者の皆様は基本的に信用してません。
それと、近年何でもかんでも「脳のこの部位の異常が~」とか、「脳の機能」に因を求める風潮がありますが、こうしたことも話半分以下で聞いています。
脳に限らず、人間の心身は一人として同じものがない。
ある程度の法則性はあるとしても、「それぞれ別のもの」とわたしは考えていますので。

それはさて置き、蕭白の傑作の一つに

「群仙図屏風」という大作がありますが、

この作品の中に珍奇な容貌の仙人の耳を掘っている美女が描かれています。
この美女が、

黒木華

に似てるんですねえ。
黒木華って、そんなところがあります。
日本美術の中の不可思議な人物。
あるいは文学で言えば、
泉鏡花の中の人物。

黒木華を「地味顔」とか、わけの分からない書き方をする「アホライター」がいますが、ぜんぜん「地味」じゃない。
演技力はもちろんだけど、その容姿だけでも類い稀な魅力を持った女優です。

[スペード]マスメディアの操作」と「日本人の弱さ」によって膨張した人気者たちは、もちろん本物ではないし、「スター」でもありません。

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