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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「読書であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~『レンズが撮らえた19世紀ヨーロッパ』の中から見つめるジャンヌ・エビュテルヌ。2017年4月16日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「読書であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~『レンズが撮らえた19世紀ヨーロッパ』の中から見つめるジャンヌ・エビュテルヌ。

・スポーツ中継にアイドルが出てくる。
報道番組にアイドルが出てくる。
どうです?
こんな日本のままでいいんですか?

・山川出版社の『レンズが撮らえた19世紀ヨーロッパ』という本がありまして、その名の通り19世紀のヨーロッパに関する「写真」がいろいろ掲載されています。
見たことのある写真も多いけれど、纏まって見るとまた感じが違う。
そして同じ写真でも、大きさによって感じが変わってくるのがおもしろいなと、再認識させてくれる一冊です。
ピカソやサラ・ベルナールらの写真、あるいは各国の王室の写真などが載っているけれど、目を引いたのが、ジャンヌ・エビュテルヌを写した一枚です。

ジャンヌ・エピュテルヌ。
あの高名な画家アメデオ・モジリアーニの恋人だった女性。
モジリアーニは生前に思うような評価が得られず、失意と貧窮の中で亡くなってしまうのですが、ジャンヌ・エピュテルヌがすぐに後を追って、身重の身ながらアパルトマンの6階から投身自殺をしてしまった。
当時エピュテルヌはまだ22歳。
写真の中のエピュテルヌは意志の強そうな目をしてこちらを見つめています。
その写真はネットでも見ることができる、よく知られたものだけれど、本の中である程度の大きさで見ると、一瞬息を呑む。

「大きさ」というのはとても大切です。
その意味で、スマホばかり眺めていると、人間が本来得られるべき感覚が培われなくなるのではないか。
「スマホで映画」なんて、たまにならまだしも、それが「普通」なんていう状態はもっての外です。

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