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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「フレッド・アステアからジンジャー・ロジャーズ、そして『シェルブールの雨傘』などへの連想」。2017年7月11日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「フレッド・アステアからジンジャー・ロジャーズ、そして『シェルブールの雨傘』などへの連想」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ミュージカル映画についてフランス人の友人フェノン(仮名)と語り合ったという事実。
なぜってフレッド・アステアの映画を観たのだもの。
WOWOWでもミニ特集をやっていた。
フレッド・アステア。
『トップ・ハット』も『踊らん哉』も、ストーリーは馬鹿馬鹿しいと言えば馬鹿馬鹿しいが、なにせアステアのダンス、身のこなし、一つ一つの所作の爪先まで行き届いたエレガンス。
エレガンスにもいろいろあって、アステアの場合、知性から湧き出るエレガンスとはちと違う感じだが。
そしてジンジャー・ロジャーズ。
子どもの頃観たジンジャー・ロジャーズは、子ども心に、(うわあ、あひい・・・)と、日本人の子どもであるわたしには女の人がタップで踊りまくるのはとても違和感があったけれど、今観れば、とてもチャーミングなのジンジャー・ロジャーズ。
しかし本当はわたしが子ども時代、『サウンド・オブ・ミュージック』も『ウエストサイド物語』も既に「映画史上の傑作」の座にあり、リアルタイムでミュージカル映画を楽しむ機会はあまりなかった。
もちろんフランスの傑作であり怪作である『シェルブールの雨傘』もとうに「映画史上の傑作」だった。
日本でも「お洒落な映画」の代表作の一つとして今でも女性誌に取り上げる機会の多い『シェルブールの雨傘』だけれど、これほど過剰な映画は滅多にないという意味で、世界的にも稀な「怪作」である。


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