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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「ギヨーム・カネ『よりよき人生』でよく分かる、杜撰な計画と資金繰りで事業を始めてはならないという真実」。2018年1月29日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「ギヨーム・カネ『よりよき人生』でよく分かる、杜撰な計画と資金繰りで事業を始めてはならないという真実」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

映画『よりよき人生』。
映画に教訓や学びを求めるのは、「映画そのものを愉しむ」感覚に反するということで、多くのシネフィルは映画から受け取った人間的感動について語ることを敢えて避ける傾向があるけれど、そしてわたし自身もかつてはそのような考えで映画を観ていたが、今は違う。
やはり一本の映画作品から摂取できるものはできるだけ摂取しないと損である。

というわけで、『よりよき人生』からいかなる人間的教訓を受け取れるか?

まず、「杜撰な計画で事業を始めるな」という重大事である。(笑)
いやホント、分かり切ったことだけれど、これをやってしまう人がけっこういるのですね。
『よりよき人生』の主人公ヤンは、杜撰な計画でレストランを始めようとし、大きな借金を作ってしまう。
一度借金をし始めると、どんどん悪循環に陥ってしまい、この映画のヤンは「ヤバい連中」ともかかわってしまうので、「とんでもない目」にも合う。
そのような経過が、映画としてヴィヴィッドの表現されるのを観ると、その切実さ怖さがグッと強く身に沁みるのである。

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