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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「本当に『キングコング 髑髏島の巨神』と『地獄の黙示録』に共通点はあるのか?」。2018年2月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「本当に『キングコング 髑髏島の巨神』と『地獄の黙示録』に共通点はあるのか?」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『キングコング 髑髏島の巨神』は「ベテラン俳優たちの演技」を楽しむ映画でもあり、サミュエル・L・ジャクソンを筆頭に、ジョン・グッドマン、ジョン・C・ライリーと、それぞれが見せ場を十分に与えれれていて、3人の実績ある主にバイプレイヤーとして活躍している俳優が一本の映画でこれだけの共演している作品はなかなか見当たらない。
その分どことなく新鮮味には欠けるトーンにはなってしまったが、それはそれでいいだろう。
新鮮味に関してはブリー・ラーソンが一人で担当しているに等しく、白のタンクトップで髑髏島を縦横無尽に駆け巡る姿はアスリート的セクシーさが横溢している。
もちろん肩から腕を露出したままで活躍するブリー・ラーソンを観ながら、(こんな島だと、でかい蚊とかもっとでかい虫とかいそうだけどなあ)と思わなくもなかったが。
『キングコング 髑髏島の巨神』について、フランシス・フォード・コッポラ監督の【地獄の黙示録』やその原作であるジョセフ・コンラッドの『闇の奥』との共通点を指摘する声は多いけれど、ちょっとまあ結び付けるのは無理がありますなあ。
確かに「ジャングル」とか「ヘリコプター」とか「ナパーム弾」とか「物質面」では『地獄の黙示録』的要素は多々あるけれど、「精神」が違い過ぎて「共通性」をほとんど感じないのである。


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hana2018

サミュエル・L・ジャクソンは言うまでもなく・・・これまでの出演作品では、癖のある脇役にすぎなかったジョン・C・ライリーが「ブギーナイツ」「シカゴ」と言った出演作では演技のみでなく、プロ級の歌声の素晴らしさ・・・ハリウッドでオーデションを受けて数多くの映画出演を勝ち取るイコール、やはりただ者ではない事実を思い知らされました。
本作品ではブリー・ラーソンが一人露出の多い白いタンクトップ姿で健闘、セクシー担当の演出方法はうん十年変わらない構図そのもの。
だからと言って、「地獄の黙示録」との「精神」が違い過ぎて・・・の辺りについては、見比べてみないと何ともコメントしようがないのですけれど。。
前記事の、男性バレエダンサーの「白タイツうんぬん」についていっぷくさん、服部真湖の水着姿・・・懐かしいですね。
バレーダンサーの容姿、均整の取れた美しい肢体等は、昨日から繰り返し放送され続けている男子フィギアスケートを見ていて、これは男子に限らないけれど…欧米人と、アジア系選手たちとの明らかな体型の違い。
頭部の小ささ、手足の長さと均整のとれた身体の造り。
羽生結弦のアスリートとして才能、努力が人並み外れたものであるのは勿論なのだけど・・・だれからも好かれる、王子様的なルックスが見る人々の視点に加点されているのは紛れもない。
宇野昌磨選手と二人並んだら、宇野昌磨はまさに日本人そのものに見えますものね。
それにしても栄養、生育環境の違いで、我々世代と比較したら・・・これから成長していく子供たちとの体型、容姿の進化ぶりには隔世の感が堪えません。
by hana2018 (2018-02-18 22:55) 

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