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●山田姉妹、『新BS日本のうた』でザ・ピーナッツの「可愛い花」を歌唱!その圧倒的声楽テクニックに陶然!! [「言葉」による革命]

●山田姉妹、『新BS日本のうた』でザ・ピーナッツの「可愛い花」を歌唱!その圧倒的声楽テクニックに陶然!!

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

山田姉妹の驚嘆すべき歌唱に夢中となり、俄かに声楽の研究を始めているのはわたしです。


さて、10月1日『新BS日本のうた』に出演した山田姉妹だが、

「可愛い花」を歌った。

わたしはこの歌を初めて聴いたが、この曲もザ・ピーナッツの持ち歌であり、作詞 音羽たかし、作曲 シドニー・ベシェ、編曲 宮川泰となっている。
シドニー・ベシェは米国のジャズ・ミュージシャンで、ソプラノ・サックス、クラリネット奏者だという。

ザ・ピーナッツの持ち歌としての「可愛い花」は1959年に発表された記念碑的作品だということも、もちろんこの度初めて知った。

そして10月1日『新BS日本のうた』で山田姉妹が披露した「可愛い花」であるが、これは凄い歌唱だった。
『うたコン』で「ウナ・セラ・ディ東京」の時には声楽テクニック控え目だった山田姉妹だが、「可愛い花」の歌唱では高稼働に発揮。
声楽エリートがポップスを独特の解釈でアレンジして歌うという山田姉妹の本領が発揮されただけでなく、「ウナ・セラ・ディ東京」の時と同様に二人にとっては「大人の色香」にも挑戦する過程となり、1時間半の番組で山田姉妹の出番が「1曲だけ」という番組構成は不満ではあったが、ファンにとっては極めて貴重な時間となったし、もちろんわたしは録画したものを繰り返し聴いている。

それにしても山田華の羽衣のように透明で繊細な高音、山田麗の艶と伸びのある歌唱、そして1曲の歌唱の間に二人のパートが複雑に何度も入れ替わる玄妙な構成・・・「和製ポップス」というジャンルは山田姉妹によって「神々しさ」さえも帯び始めたと表現することに、わたしは何の躊躇もない。

ところでわたしはこのところ本当にザ・ピーナッツであり、山田姉妹が2番組立て続けにザ・ピーナッツの楽曲を取り上げたのは決定的だったが、丘みどりと杜このみの「ふりむかないで」デュエットもあったし、YouTubeを見ていたら、


「香西かおり&坂本冬美&藤あや子 ザ・ピーナッツ ヒットメドレー4曲」

という動画もあって、この3人で「恋のフーガ」「ふりむかないで」「ウナ・セラ・ディ東京」「恋のバカンス」を歌唱。
さすがにプロ中のプロの3人だけあって、軽く歌っているようでも聴きどころたっぷりなのだ。

※現在、山田姉妹の「可愛い花」はYouTubeにて視聴可能のようである。この機会にぜひ、「別世界の歌声」を!

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いっぷく

山田姉妹の「可愛い花」見ました、というか聴きました。
豊かな声量を存分に表現してますね。非常に濃密です。でもラーメンに例えるとただ骨を放り込むだけの安物の豚骨ラーメンとは違い、下処理をこれ以上できないところまでとことんまで行って、雑味を一切排除した、濃いけれどすっきり洗練された完成度の高い味を実現しています。例えるなら銀座アスターの味です。飲むとじっくりお腹にくるのです。
ザ・ピーナッツにとってはデビュー曲ですから、でも彼女たちも精緻な青湯系スープなのです。軽そうで、でもしっかりと味が作りこまれているので、もう一口もう一口と飲みたくなってしまうのです。

ザ・ピーナッツの「可愛い花」はデビュー曲なのに映画化されてましたね。モノクロでしたが。生き別れの双子が歌ったらすごかったというような話で、父親役が松下達夫だったと記憶しています。
その時のスカートと、山田姉妹の衣装のスカートが、色は違いますが、形が似ていますね。
山田姉妹が意識したのでしょう。
尺が短かったのですが、彼女たちのセールスプロモーションとしてはよくまとまってました。ツタヤでまた借りようと思ってもずっと品切れ状態です。

>Rufus R.Jones vs Butch Reed - NWA 1981

これは初めてみましたが、いろいろ新鮮でした。
黒人同士が戦っていること、ルーファス・ジョーンズが例のチョップ以外のキックやチョップも出していること。ハクソー・ブッチ・リードが何と凶器らしきものを出して勝ったことなど、日本の一ファンとしてはびっくりです。
グレート小鹿によると、黒人同士はあまり仲が良くないので、信頼関係が必要なプロレスの試合を組むのは困難と思っていました。また、ドリーが復活インターナショナルチャンピオンになって帰国したとき、全日本のフラッグシップタイトルなのに、勝手にアメリカで防衛戦をしていたのですが(笑)、そのうちの一人がハクソーリードで、そのときは1対1で引き分けているんですね。
たぶん、ドリーとしてはリードの良さを引き出して「掘り出し物だよ」と全日本にブッキング、といきたかったところだと思いますが、結局全日本には来なかったです。ですから、当時は未知の強豪だったのですが、ちょっと意外な勝ち方でした。
マイクパフォーマンスしたのはジョーンズの方だったので、ジョーンズが悪玉だと思ったんですけどね。
ちょっとこのへん、この試合の背景としてどういうストーリーがあるのかわからないので何とも言えませんが、日本のファンの立場からは意外な試合ですね。日本とアメリカではレスラーの評価とか扱われ方などが違うようだということはわかりました。
by いっぷく (2017-10-11 02:00) 

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