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●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『テス』の音楽が、そしてストーン・ヘンジ。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『テス』の音楽が、そしてストーン・ヘンジ。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『テス』のナスターシャ・キンスキーは、圧倒的美貌だけれど、「立派」ではない女だ。
顔立ちは似ているけれど、常に「立派」なイメージのイングリッド・バーグマンとはそこがまったく違う。
「時代」がそうさせてしまったとはいえ、「流される女」テスの役は、だからナスターシャ・キンスキーに合っていたのだし、イングリッド・バーグマンではできなかっただろう。
そしてもちろん、バーグマンが主演した生田の傑作映画の役は、ナスターシャ・キンスキーには無理である。

そして『テス』はドラマティックな音楽も心を揺さぶり、ラストに登場するストーン・ヘンジと、それに絡みつく太陽が美しい。

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hana2018

>ラストに登場するストーン・ヘンジと、それに絡みつく太陽が美しい。
ストーン・ヘンジのシーンなどありましたっけ?
・・・なんていい加減ですいません。
あの頃はストーン・ヘンジなど知りませんでしたし・・・。十数年前にストーン・ヘンジへは観光しているのですが。。それから今はまた変わって、大きく囲まれてしまって近づけなくなってしまっているとか。
平原の真っただ中、人工的なものなど何ひとつない中に佇むストーン・ヘンジ、音楽効果も大きなものと想像されます。
それまで旅した中で圧倒的な最果て感のあったスコットランド、到着したのが夜遅くであったのが余計に効果的だった(笑)とても良かったものですから、次はアイルランドの風景、文化を肌で感じてみたいと思っていたものの、病気のせいで行けなくなってしまいました。
イングリッド・バーグマンをはじめとして、昔の女優たちは皆成熟した大人の雰囲気をもっていました。
・・・対して今は、特に我が国ではバカさが、もとい若さが一番と言った風潮に。これも万人に合わせた、視聴率優先とするテレビのせいであるとしか思えません。
by hana2018 (2018-03-06 21:52) 

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