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●メイウェザー、本当に大晦日RIZIN参戦か?いや、「参戦」ではなく、「エキシビション」という名の「余興」に参加か? [「言葉」による革命]

●メイウェザー、本当に大晦日RIZIN参戦か?いや、「参戦」ではなく、「エキシビション」という名の「余興」に参加か?

末尾ルコ「格闘技の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」


11月16日、金曜日のことである。
昼過ぎに、コーラスの練習のある母を『
ソーレ』へ、まあ高知の男女共同参画センターですな、車で送り、またしても延滞している図書館本を返却しようと『オーテピア』に寄ったら、何と休館日。
おいおい、『ひろめ市場』の駐車場へ置いて、『オーテピア』で1時間無料のハンコ押してもらうつもりだったのに、何の意味もない駐車代が300円になっちまったじゃねえか!
さあ、どうしてくれる『オーテピア』、わたしの失った時間と300円を!!
300円あれば豪華なカップ麺も買えようし、2円足せばスタバでショートのコーヒーも注文できる。
おれにとってこれはとてつもなく大きな300円なのだ。
え?休館日をチェックしてなかった自分が悪い?
まあ、そのような見方もできなくもないけれど。

かように300円で人生の泣き笑いを味わい続けるわたしであるが、16日はさらに不快なニュースがあっちゃいマックス(ももクロ あーりん風に)。
一度はRIZIN大晦日参戦を「完全否定」したフロイド・メイウェザーがまたしても前言を撤回したのである。
しかしその内容たるや、次の『COMPLEX』というサイトに当該記事が載っているが、肝心な部分は引用させていただこう。

https://www.complex.com/sports/2018/11/floyd-mayweather-tenshin-nasukawa-fight-back-on

He had previously said that his planned return to professional fighting, a match in Japan's Rizin Fighting Federation against Tenshin Nasukawa, was off. However, he told TMZ that the fight will go down, saying that "we're gonna make it happen."

Floyd would only do it if everyone agrees it's a boxing match and not a kickboxing bout.

"Rules? It's gonna be a little boxing exhibition. No kicking," Mayweather said. "I'm moving around with the guy for nine minutes, and of course it's gonna be the highest paid exhibition ever."

          (『COMPLEX』より)

平易過ぎる英語なので多くの方が理解可能だと思うけれど、つまりメイウェザーがRIZINで那須川天心とやるのは、

「キック無し、ボクシング的な3分3Rのスパーリング風余興」である。

しかもメイウェザーは、「9分間、天心の周囲を回るだけで、史上最も高額なエキシビション報酬(ギャラ)をいただく」と言っているのだ。

しかしぶっちゃけたお話、フロイド・メイウェザーが日本のリングに上がるのは、この程度の「余興」以外あり得ないだろう。
そんなこと、誰でも分かりそうなものだ。
それをRIZIN榊原氏はいきなり、「果し合い」だの「喧嘩」だの噓八百をのたまっていたから呆れてものが言えない。
しかしメイウェザーのこの調子では、大晦日までにまだ二転三転もあり得るけれど、わたしたちがやるべきことは、臍で茶を沸かすくらいしかないだろう。

かえすがえすも、メイウェザーRIZIN参戦を、アリVS猪木と比較してはならない。

それにしても、次の記事を読んでもまだ「試合」だと思ってるような国語力では、どんな仕事をやっても上手くいかないのではと心配に・・・ならないが。
  ↓
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00393815-nksports-fight

ついでに言えば、「発表」の時の記者会見で、「喧嘩」だの「果し合い」など噓八百吹きまくったRIZIN榊原氏がどう言い繕おうとするか、フジテレビがこの「余興」をどう宣伝するか、見ものではある。
ま、「ホントにメイウェザーが来れば」のお話だが。

補足しておくと、

「キック無し、3分3Rのエキシビション」を、「3分3Rのボクシング」と勘違いしている人もいるようだけれど、ライセンスの問題でこの2人で「ボクシング」はできない。
だから、「3分3Rのボクシングスパーリング風余興」にならざるを得ない。
莫大な違約金条項を含む厳密な契約を交わしたと予想されるから、「ルール破りのキック」もあり得ない。
現段階の予想では、これ以外はあり得ないのである。

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いっぷく

>休館日をチェックしてなかった

そういうことは私もよくあります。日々忙殺されていると、判断を誤ったり、すべきことを忘れたりということはしょっちゅうです。地元の図書館は月に1度木曜日が休館日なのですが、その日に限って予約した本を借りに行くことも、何度あったことか。

>「ホントにメイウェザーが来れば」のお話だが。

メイウェザーの人格や過去の振る舞いは詳しくありませんが、今度の仕事を小遣い稼ぎとなめている面はあるんでしょうね。
今はさすがにありませんが、昔(1970年代)は大リーガーが、契約したのに来ないとか、来日はしたけど真面目にプレーしないとか、ありましたね。
とくに西鉄が身売りした太平洋クラブライオンズの頃は、貧乏な上にオーナーは企業ではなく個人だったので足もとを見られて、レオ・ドローチャー監督とかフランク・ハワード外野手と2度やられていますね。
日本の野球をナメてるのか、という声は当然上がるわけですが、そもそも彼らは同じ野球と思っていないのと、その当時現役大リーガーで日本でやりたいなどという酔狂なことを言う人は、ちょっと変人だったのかもしれません。でもまあ契約を交わした以上、いくら日本の野球が格下に見えても、きちんと仕事をしなくていいという理由にはならないわけですが。
ブルーザーとクラッシャーが国際プロレスに来たときも、インディアナポリス版WWA世界タッグの防衛戦をするということになっていたのに、チャンピオンベルトを持ってこなかったという話がありますね。
小林、草津組と金網デスマッチをしたときは、勝手に金網から出て退場したので客が怒って暴動が起こり、国際プロレスはお詫びの無料興行を行いました。日本プロレスだったらそんなことはしていないはずで、ブッカーから拝み倒されて、じゃあ小遣い稼ぎに行ってやるか、という感じだったんでしょうね。馬場猪木に勝ってインタータッグをとったこともある俺達が、なんでマイナー団体のマイナーレスラーをたててやんなくちゃならないんだと考えていたのかもしれないので、契約内容そのものを真面目に捉えていなかったための「ハプニング」だったのかもしれませんが、いずれの例も、観光がてら小遣い稼ぎをするという気持ちがあったのではないかと思います。

Kindle本はPCでも読めるので、たまに読みますが、デジタルなのにコピペがすんなりできず、紙の本なら付箋を貼ることもあるのにデジタルデータにそれはできませんから、やはり紙の書籍のほうがいいですね。ただ「あれはどこに書いてあったかな」と検索するときにははやいので、電車など移動中に読むのは便利かもしれません。
by いっぷく (2018-11-17 05:01) 

TBM

メイウェザーではなく、K-1の選手とでも
戦ったほうが、盛り上がる気もしますが...
by TBM (2018-11-17 21:44) 

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