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●ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」サンプラザ中野公演のライブ・ビューイング感想とももクロ初心者の「ももクロ」論 その1。~4K・8Kで必死のNHKはまず「ハンパない」を使うことを控えましょう。。(「ハンパない」や新語・流行語使用のすべてがダメだというわけではありませんが) [「言葉」による革命]

●ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」サンプラザ中野公演のライブ・ビューイング感想とももクロ初心者の「ももクロ」論 その1。~4K・8Kで必死のNHKはまず「ハンパない」を使うことを控えましょう。(「ハンパない」や新語・流行語使用のすべてがダメだというわけではありませんが)

末尾ルコ「音楽とメディア批判で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」サンプラザ中野公演のライブ・ビューイングがTOHOシネマズ高知であったんで、行ってきたのですわ。
11月30日、金曜日のことでした。
わたしは一番前の席で鑑賞したのだが、最前列の中心には2人分、車椅子使用者のための席が設けられていて、自動車椅子に乗ってマスクをした青年が陣取っていた。

100席強のホールは7割程度の入りだったろうか、わたしはローソンチケット(ローチケ)で一般販売開始日にチケットを購入したのだが、最後列だった。
母も連れて行ってやろうとその分もチケットを購入したが、母は自分で歩けるけれど足腰痛がなかなかひどく、ショッピングモールなどでは車椅子を使わせてもらっている。
ゆえに最後列では途中でトイレへ行くにも不便だし、周囲に多くのお客さんのいる席では過度に気を遣ってもしまう。
そこで開演の2時間ほど前にTOHOシネマズ高知に電話で座席変更を相談、快く応じてもらえた。
しかしこのお話は長くなるので適宜アップしていくとして、今回はいくつかわたしが感じたポイントを挙げておこう。

「ももクロはアイドルとしてのアイデンティティに誇りを持ち、アイドルという概念の価値の上昇を試みていながらも、既にアイドルという範疇を遥かに超えたレベルにある」

「ももクロは、日本において、〈戦う女性〉の最先端の一員である」

「ももクロはキャパシティは極めて広く深くなる可能性を持っており、その一部は耽美性にまで到達している」

まあ、他にもいろいろあるのですが、例えばももクロ関係のコメント欄で、「60代の男性」と称する人が、

「ももクロに人生を救われた」と書き込んでいるのです。
1年前ならわたしは、(アイドルに人生をって・・・)と鼻で嗤ったでしょう。
もちろん、この投稿者が本当に60代の男性かどうかも分からないですが、かつてのわたしの認識はまったく不足していたのでであって、今ならこの投稿を、(なるほど)と思うのです。

・・・

12月1日に4K・8Kがスタートしたのですが、もうNHKが必死になっちゃって、番組欄に「ハンパない臨場感」とか書かれているとねえ。
NHKって、「いい日本語を使う」というのも社是の一つじゃなかったんですかね。
ワールドカップの時もNHKでは率先して「ハンパない」を使ってましたが。
あ、「ハンパない」や新語・流行語使用のすべてがダメだというわけではありませんが。


それはさて置き、4K・8Kなのですが、次のような記事の内容と多くの国民の意識はほぼ一致してるのではないでしょうか。


『こんなものいらない!「4K・8Kテレビ」が売れて喜ぶのは安倍首相と総務官僚だけ?』(https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01070630/?all=1&page=1

わたしは映画などの映像美を愛する者ですが、それと4K・8Kの映像はまったく別モノであり、下手にこうしたシステムを使うと逆に作品のクオリティを損ねると思います。
前記記事の中で『シャープ』の人が話しているように、「医療や防犯、教育」、あるいは科学番組とかには役立つのでしょうが、別に家の中には必要ありません。


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いっぷく

>「ももクロに人生を救われた」と

安室奈美恵の引退のときも、一般人インタビューでそういう回答がずいぶんありましたね。どういう状況にあったのが、どう救われたのかはわからないのですが、まあ私がクレージーキャッツの遅れてきたファンで、「人生辛いよね、でもこんなもんだから、もうちょっと頑張ってみようよ」という悟りが根底にあるのを知り、前向きな気持になったようなものなのでしょう。
小さいときからクレージーの映画やドラマやシャボン玉ホリデーは見ていましたが、実はそういう悟りに気づいたのは、つい数年前なのです。私は少し鈍くて、気づくまでに時間がかかるようで、今、どうってことないとおもっている人に対して、数年後、見方を変えることがあるかもしれません。そのためにも、昔の映画やドラマでも繰り返し見るのです。

>4K・8Kなのですが

Windowsと同じで、結局はリプレイスさせられてしまうんだろうなあと思い、今は実家のテレビが壊れているのですが、修理をキャンセルして様子見です。
以前、自治体の肝いりで地元にケーブルテレビ会社ができたときも、区民のために無料でケーブルをひっぱってくれるというから、アンテナが壊れたときお願いしたのですが、その後テレビはデジタル化され、区が半分以上資本を入れていたケーブルテレビ会社は民間企業のJ;COMに吸収されてしまい、J:COMの何かのコースに入らないとテレビが見られなくなってしまいました。もちろん、やめて光に変えてもいいのですが、その場合ケーブル撤去料を取るというのです。結構高かったですね。9万とか。

個人的には4Kどころか、フィルムドラマがなくなってしまったことで、テレビに対する映像の妙のようなものはなくなったとおもっています。無限に「よく見える」ようにするものではなく、映っていいところといけないところがあるとおもうのです。
たとえば「傷だらけの天使」とか、石立鉄男のドラマなどは、35ミリのフィルムを16ミリをビデオに焼き付けることで、悪くなった色味が逆に淡い味があったのですが、ビデオのほうが安くてきれいだということに制作会社が気づいてしまったら、ずっとその方向を目指してしまいました。時代劇なんてビデオで作る映像ではないのに。その上4K解像度になっていったら、人間の視野とカメラの映像の範囲も違うでしょうし、時代劇でいくら若作りしても、首のシワでおじゃんですね。
by いっぷく (2018-12-04 05:15) 

hana2018

4K・8Kテレビどころか、テレビ自体の必要性に疑問をもつ・・・それくらいテレビ離れが進んでいる我が家です。
見るとしても地上波のみでじゅうぶん、BSもスカパーもいりません。これは主に経済的な事情が絡んでいるのは最大の事実ながら(笑)
子供向け、または若者向けばかりと言った、放映作品の選択は大いに不満ながら、利益優先とあればそれも仕方がありませんけれど…。
館内施設、おトイレに関してのバリアフリー化には助かっております。
3時間近い長尺作品ですと、最近はトレイが最後までもちません。
スクリーンの明かりだけでも、そっと立って行けるのは安心材料の一つとなっています。
「ハンパない」、もしかして無意識のうちに使っているかもしれませんね(笑」
by hana2018 (2018-12-04 09:00) 

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