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●男は、「自分より年下の男の熱烈ファン」になれるのか?~末尾ルコが熱烈ファンだった、あるいは今でもそうである13人を発表し、検証する。 [「言葉」による革命]

●男は、「自分より年下の男の熱烈ファン」になれるのか?~末尾ルコが熱烈ファンだった、あるいは今でもそうである13人を発表し、検証する。

末尾ルコ「文化芸術の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

春の兆しもそこここに見え始めているけれど、ここで油断して体調を崩してはならないですね。
気をつけましょう。

かつてロック誌『ロッキング・オン』で松村雄策が次のような意味の文章を書いていた。

「(アントニオ猪木の熱烈なファンである)自分が、藤波辰爾や前田日明の熱心なファンになれるだろうか。ビートたけしの熱心なファンだったように、ダウンタウンなどを見られるだろうか」

まあだいたいこんな意味です。

松村雄策は67歳で、もちろんわたしは彼よりずっと下の世代だが、実感として分からないでもなかった。
一般的に男性の場合、女性の女優や歌手などについては、年齢がずっと下でもファンになれる傾向にあるが、男性相手であれば・・・今のところ年下の男性俳優やミュージシャンの「大ファン」ということはまだない。

まあ、女性もそうだろうけれど、「同性には厳しい目になる」というのはありますわな。

で、わたしが、ジャンルを問わずどのような「男性」のファンになってきたかと言うと、「ちょっといいな」とか「支持する」くらいではなく、「熱心なファンである」という状態になった人たちは、

ロバート・ショウ
ポール・ニューマン
松田優作
ハーリー・レイス
ロバート・デ・ニーロ
アントニオ猪木
ジャン・ジャック・バーネル(ザ・ストラングラーズ)
ジョン・ライドン(パブリック・イメージ・リミテッド)
北別府学(広島カープ)
ジャン・ルイ・トランテニャン
市川雷蔵
ヴォルク・ハン
エメリヤーエンコ・ヒョードル

わたしの趣味から考えて、映画俳優が多いのはよく分かるが、プロレス・格闘技関係が4人入ってますなあ。

で、わたしは「年齢という数字」に囚われるつもりはないので当ブログでも具体的年齢は公表してないが、ここはややぶっちゃけると、この中でわたしより年齢が下は、エメリヤーエンコ・ヒョードルだけである。
エメリヤーエンコ・ヒョードルは42歳。

このメンバー以外にも、「ファンという状態」くらいであれば、他に大勢いるのだが、「熱心な」と形容するとなると、今思いつくのはこの13人。

パンク・ニューウエイヴ・ムーヴメントの時期のジャン・ジャック・バーネル、ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)はやたらカッコいいとシビれていたのだが、英米のロックミュージシャンって、ある程度以上の年齢になると、見た目も音楽に対する取り組みも、(どうなんだ?)と感じてしまう人がかなり多く、バーネル、ライドンも同様である。
大先輩のミック・ジャガーがいつまでも、ロックン・ロールなイメージのままなのに、パンクだった二人が太ってしまい、しかもバーネルとか、いまだ初期のストラングラーズの楽曲をプレイしているという。
自分の音楽を大事にするのはいいけれど、(パンクって、そういうものだっけ)と、それはどうしても感じますのだ。

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いっぷく

以前、女優に順位をつけられないと書きましたが、母の教えで「芸能界のことに熱中するのは勉強ができない人のやること」と刷り込まれていて、順位をつけられるほどその人を好きだという命題で見ることができなくなってしまったようです。
それと、人間はみないいところも悪いところもありますから、「入れ込むと幻滅する」という気持ちもあったかもしれません。
就職試験で、尊敬する人は?と言われて、実在の人間は長所も欠点もあるからまるごと受け入れることてはできないので尊敬はしないと言い返して試験管と論争になり、結局採用になりましたがこちらから辞退しました。
そういう小心にして細心な人間観を持っているので、「熱心なファンである」といえる人も、うーん、思春期までは石立鉄男でしたね。
石立鉄男自身はプライバシーを売り物にはしていなかったのですが、ドラマが面白かったからです。
あとは同じ理由で中村雅俊ですが、正直こちらは石立鉄男ほどは思い入れはありません。
あとは、主役よりも端役に興味を持ってしまうので、広島の北別府と書かれていますが、広島というと、赤ヘルになる以前弱くて広島のガラが悪い頃の方が興味を持てました。たとえば藤本和宏とか金城基泰とか。
年下は正直よくわからないですね。
そう考えると、歳をとって、自分より年上の人がおおむね鬼籍に入ったら、つまらなくなってしまうでしょうね。
私が見る昭和の映画も、あるシーンに出てくる役者が今は全員亡くなった人ということはよくあります。

>日本選手権や世界選手権を心の中で延々と開催するという高雅な精神活動、小中学時代の定番でした

これは大人になってもやっています(笑)
小学校の頃は、プロレスをテレビ中継という設定で夢想していました。たとえば、金曜日の夢想は金曜日の中継、土曜日の夢想は土曜日の中継ということにして、一つの中継が終わっても眠れない日は、2つめの中継が始まるのですが、その場合には、1つ目は夜の放送で、2つめは朝の放送ということにして、それでも眠れないと昼放送が加わって、毎日やっていると1週間で3×7=21回も中継を夢想していました。
でもちゃんと「先週木曜日の朝放送は誰対誰がメインで〇〇選手権」と覚えていたので、子供の頃の記憶力というのはすごいものだなと思います。
by いっぷく (2019-02-19 04:58) 

hana2019

上記された内、ロバート・ショウ、ポール・ニューマン、ジャン・ルイ・トランテニャンまでは納得。
正直、他の方は知りませんし、ロバート・デ・ニーロ、市川雷蔵については別格でしょうから。
松田優作については未だ、どこが良くて、それ程人気もあったのかよくわかりません。
デ・ニーロ主演の「カジノ」は、実際にあったノンフィクションが基だけにストリーが面白いのは当然ながら、ラストまで一気に見せるあたり…サスガは、マーティン・スコセッシ監督の手腕の冴えもみられました。
by hana2019 (2019-02-19 19:29) 

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