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*「暴力脱獄」=「Cool Hand Luke」の凄まじい魅惑。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「暴力脱獄」の原題は「Cool Hand Luke」であって、「暴力脱獄」ではこの映画の魅惑や凄みはまったく伝わらない。それも手伝って日本ではポール・ニューマン主演作としては「明日に向って撃て」や「スティング」より知名度評価とも大きく劣っているけれど、その映画的魅惑は勝るとも劣らずどころか勝っている。

「Cool Hand Luke」の監督スチュアート・ローゼンバーグのフィルモグラフィには「新・動く標的」「さすらいの航海」「ブルベイカー」などがあり、これら全部また観たいなあ。
「Cool Hand Luke」にはジョン・ケネディ、ハリー・ディーン・スタントン、デニス・ホッパーらが出ていてやはり特にジョン・ケネディがいい。イエス・キリストがあからさまに暗喩されたポール・ニューマンに惚れ込み崇拝するジョン・ケネディ。それほどまでにこの作品のニューマンは美しい。
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hana2024

本作でのジョージ・ケネディは、アカデミー助演男優賞を受賞しましたね。
作中のシーンで静かに横たわった裸のポール・ニューマンは囚人とは思えない、まさにイエス・キリストがイメージさせられました。
スチュアート・ローゼンバーグ監督作品の「さすらいの航海」には、RUKOさんご贔屓のキャサリン・ロスも出演していましたし、テレビで何度か放送された「ベルーベイカー」はロバート・レッドフォードの主演作です。
今回のオスカー授賞式、地上波のみの我が家では見られなかったものの、やはり「哀れなるものたち」でベラを演じたエマ・ストーンが主演女優賞・受賞でした。
前作の「女王陛下のお気に入り」では私も、三人三様の怪演で楽しませてもらいました。
他の主要受賞も「オッペンハイマー」と言う辺り、被爆国日本としては、映画とは別のところで怒りの感情がわいてくるものですが。
先の日本アカデミー賞の結果のお粗末さ、ノミネート段階から疑問はあったけれど、どうして?安藤さくらって、それ程の演技をしているのでしょうか。なんだかな~~と言った感想しか残りません。
by hana2024 (2024-03-11 14:31) 

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