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吉高由里子・ARATA・高良健吾・・「蛇にピアス」の見事なトライアングル [吉高由里子]

それにしても今さらながら映画「蛇にピアス」はよくキャスティングされたものだと思う。
吉高由里子、ARATA、高良健吾・・ほとんど3人だけで展開するスクリーン、この3人以外のキャストで成立したとは思えない。
特にARATAが「シバ」になれると見抜いた蜷川幸雄は偉大だ。
「蛇にピアス」以前のARATAのキャリアから、あるいはそれ以後のキャリアを含めても、どう考えたって「シバ」は出てこない。
と、ここまで書いて、「出てこない」というのも違うんじゃないかという気がしてきた。
常にARATAから感じるのは複雑な内面性だ。
神経質そうな面立ちの中、ARATAほど底なしの複雑さを想像させる俳優はそういない。
「蛇にピアス」原作の「シバ」と普段のARATAでは外見的にまったく結びつかない。
しかし「どろどろとした底なし沼」のような内面を感じさせるという点では見事に結びつく。
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