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ヤン・ファン・エイクの「聖女バルバラ」  「聖母のルネサンス」石井美樹子 [ルコ的読書]

ところで聖女バルバラに関しては、その伝説を素晴らしいイメージに置き換えた絵画が多く描かれている。
その代表的なものが、ヤン・ファン・エイクの「聖女バルバラ」だ。
それにしてもこうして文章に出て来る名詞の喚起力!
「小アジア」「塔」「修行僧」「三つの窓」「三位一体」・・。
こうした名詞を目にし、耳にすることでイマジネーションがパノラマのように拡がる。
特に「塔」。
大好きな言葉だ。

もう一度昨日と同じ文章を。

三世紀の小アジアの伝説的な聖女バルバラのシンボルは塔。バルバラがキリスト教に感化されることを恐れた父が、彼女を塔に閉じこめたのですが、バルバラは修行僧と密かに連絡をとって教えを乞い、塔に三つの窓(三位一体の象徴)を作り信仰を表明しました。

                     「聖母のルネサンス」石井美樹子
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