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「処女の泉」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「処女の泉」イングマール・ベルイマン監督

「難解」の代名詞、「神の不在」を描き続けたスウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督の代表作の一つだが、ストーリーや構成はシンプルそのもの。「神の存在・不在」という日本人には馴染みの薄いテーマだというだけで敬遠する必要はない。夢のような映像の中で紡ぎ出される残酷で美しい物語に酔うというのも正しい鑑賞法だと思う。それにしてもマックス・フォン・シドーの顔、体躯の立派なこと。

9点
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コメント 2

アリエール

9点とは高評価ですね!みてみたいです。

私は特に信じている宗教などはないのですが、「神のような何か」の存在は感じます。そうでないと説明できないことが、世界には溢れているから。(そもそも人間が世界の全てを説明できるはずがないですけど。)
そういう意味では、すべてのものに神が宿るとする日本の神教は、とてもピュアな教えだと思います。
by アリエール (2010-05-01 02:37) 

末尾ルコ(アルベール)

アリエール様

> そうでないと説明できないことが、世界には溢れているから。

わたしもほぼ同じ意見です。
人間がすべてを説明できるなんていうのはありえないですよね。

「傑作」とされる作品はできるだけ多く観てみればいいと思いますよ。
(^_-)-☆

                           RUKO


by 末尾ルコ(アルベール) (2010-05-01 08:56) 

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