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〈「言葉」による革命〉・・・「花子とアン」黒木華「軍国女性」に強きファナティックの片鱗。2014年12月6日 [「言葉」による革命]

●わたしは数年前までNHK朝ドラマとは一切かかわりないライフスタイルを営んで来ていたわけですが、尾野真千子とか能年玲奈とか満島ひかりとか橋本愛とか、映画系の女優が出演するようになってから観始めまして、「花子とアン」はなにせ吉高由里子や黒木華が出ているので観ないわけにはいかないだろう、というところだったのですが、だいたい朝ドラマって終盤に差し掛かるとおもしろくなくなってきます。
全体としては大方の民放ドラマよりは観られる内容なのですが、「朝ドラマ」という性質上、終盤は「無難にまとめる」しかなくなるのでしょうね。
「花子とアン」も、花子の家庭が安定してきてからは退屈になりました。
ただ安藤かな役の黒木華がドラマ中で「軍国女性」寄りになっている姿はさすがに観応えがあった。
「ファナティック」という言葉がありますが、日本語では「熱狂的支持者」「狂信者」などと訳されます。
第2次世界大戦時の軍国寄りの人たちすべてがファナテイックであったとは言いませんが、大本営発表に操作され、さらに日本全体を覆う「国際感覚・知識」の欠如によって、多くの国民がファナティックになっていたのは間違いない。
しかしこれは「軍国」あるいは「右翼思想」だけではないんですね。
「左翼思想」であれ「宗教」であれ、ファナティックになった人とは「会話」が成立しない。
ただ、映画や小説などで描かれるファナティックな人間像は時に絶大な魅力がある。
黒木華にはいずれ過度にファナティックな人間像を演じてはしい。
「花子とアン」の「軍国女性」姿を見て、強くそう感じたしだいです。
はい。

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