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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「スポーツ美学論」~わたしが最も印象に残っている高校野球78年PL学園VS高知商業の決勝の話。2016年4月8日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「スポーツ美学論」~わたしが最も印象に残っている高校野球78年PL学園VS高知商業の決勝の話。

わたしの母はスポーツのテレビ観戦が大好きで、MLB、大相撲、さらにわたしと一緒にUFCやテニスもよく観戦します。
高校野球があれば日中はずっと観戦しており、しかも特に「高知代表」を応援しているわけではないんです。
2015年夏は清宮の早稲田実業で大いに盛り上がったんですが、テレビとかで高校野球を美化しすぎると、わたしなんかは白けてしまうんですね。
「純粋」とか「青春」とか、そういうコマーシャルなお約束は抜きにして試合を楽しんだらと思うんですが、なかなか日本人は「感傷」抜きでスポーツを楽しむことができません。
オリンピックなんかでも、わたしは「スポーツそのものの美」「世界一流アスリートの美」を見たいと思うけれど、テレビを筆頭にマスメディアは「まったく違う商品」として提供するから見る気をなくしてしまうんです。

さてわたしが最も印象に残っている試合は1978年夏の大会決勝のPL学園VS高知商業。
PL学園はまだ「とんでもない強豪」のイメージではなく、強豪のイメージの強い高知商はまだ甲子園の優勝がありませんでした。
PLは準決勝の中京戦で9回に4点差を追いつき逆転勝ち。
高知商は9回まで2ー0とリードしていて、(まあ2日連続で逆転はないな・・・)と思っていたら、あったのです。
9回裏、同点に追いつかれた時点からもう「悪夢の中」としか感じられず、逆転打が外野へ飛んだ時には「起こってはならないこと」が起こってしまったという理不尽さに愕然としました。
わたしの幼少時代のお話で、実はまともに野球を観たのもこの試合が初めてのようなものだったのですが。

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