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末尾ルコ詩D「猫、アッシャー」篇。末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~正規・非正規問題で悩む方にも観ていただきたい、マリオン・コティヤール「サンドラの週末」。 [吉高由里子]

★「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[ハート]

★ 「言葉」で「あなた」はもっと強くなれる。
★ 「あなた」が強くなることで、「日本」はもっと強くなる。
高知から日本の隅々まで、末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で、あなた自身があなたの住んでいる場所で「革命戦士の一人」に!

[スペード]現在実験的にブログをつついています。
? その一環としてブログテーマや順位は表示しておりません。

●末尾ルコ詩D「猫、アッシャー」篇。

「猫、アッシャー」

ロデリック・アッシャーの
詠じた詩を読み
もしあなたの近くに
理不尽な人間がいたら
それは成敗されねばならぬと
それがどんな手段かはさて置き
成敗されねばならぬと
ロデリック・アッシャーの詠じた詩が
闘いを促したのだろうか

・・・・・・

ぼくの素敵なネコのためには
どんな闘いだって
いつだって
するのさ!


(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~正規・非正規問題で悩む方にも観ていただきたい、マリオン・コティヤール「サンドラの週末」。

「サンドラの週末」という映画があります。

と言いますか、日本も正規・非正規社員の問題など労働条件問題は大きな社会的試練となっていますが、「サンドラの週末」のストーリーはさらにシビアな設定です。

主役はマリオン・コティヤール演じるサンドラ。
サンドラは鬱病で求職していて、間もなく復職の予定だったけれど、突然解雇を告げられる。
と、ここまでならシビアだけれど、さほど驚くような展開ではない。
ところが「サンドラの週末」では「解雇を回避する方法」が提示されていて、何とそれが、

「同僚16人のうち過半数がボーナスを放棄することに賛成すること」

である。
つまりサンドラの同僚は、「自らのボーナスかサンドラの復職か」どちらかを選択する羽目に陥っているわけだ。

夫はいるが、子どもも二人いて、家賃も支払わねばならないサンドラは職を失うわけにはいかない。
同僚に一人ずつ会いに行き、「復職」に投票するよう呼びかけるという行動に出る。

さて、どうなるか?

ぜひ鑑賞していただきたい一本です。

監督はジャン・ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟。
ベルギー、あるいは欧州の「現実」を描き続ける現代の名匠。
ダルデンヌ兄弟の描く「現実」が本当に「現実」かという点に議論の余地はあるけれど、作る作品はどれも映画としての魅力にあふれている。
だから「名匠」なのだ。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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pandan

サンドラの週末〜知ってます。
見に行こうと思ってて見に行けなかった映画です。
by pandan (2016-05-09 06:27) 

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