SSブログ

●『ヨコハマBJブルース』・・・松田優作の歌声と表現力。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

WOWOWで2016年10月、松田優作特集が組まれ、いろいろ観返す機会になったけれど、例えば『ヨコハマBJブルース』。
共演が辺見マリ、財津一郎、蟹江敬三など、「松田優作」と伍して映画スクリーンに映るメンバーとしては弱く、しかし取り敢えず最後まで観続けられるのは、「松田優作だから」としか言いようがない。

ところで「ヨコハマBJブルース」で嬉しいのは、「松田優作の歌」。
声もいいし、歌唱も実にワイルドでタフで繊細。
そう言えば、『探偵物語』で共演した薬師丸ひろ子の歌も、今、本当に素晴らしい。
ベタな言い方をすれば、「一流俳優ならではの表現力」なんだな。

で、

『君の名は。』と『シン・ゴジラ』が大ヒットして、東宝ががっぽがっぽ。
そしてうはうはだという報道が一般のニュース番組でもされている。
映画館が賑わうのは大歓迎だけれど、そしてアニメや特撮物ももちろんいいけれど、その一方で、洋画や実写邦画もしっかりヒットしてくれないと。

という話題は随時していくけれど、今夜はぜひ、
「がっぽがっぽ」
「うはうは」

という昭和な言葉をあなたの語彙にぜひくわえてくださいませ♪




nice!(19)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 19

コメント 1

いっぷく

黒澤明に使われなかったことをずっと根に持ってることとか
宿で大喧嘩しているようだったが、よく見たら稽古だったとか
結構「自分もその立場ならそうかも」と思える「ひたむきさ」が
松田優作にはあるので興味深い人ですよね。亡くなっちゃいましたけど。

タイガーマスクはきっと「無駄」ではないですよ。
梶原一騎先生の虚実なんでもありの世界はやはりサイコーです。
日本プロレスの精鋭6人が虎の穴にタイガーを救出に行き、
上田馬之助がドジふんでゴリラにつかまるところは当時大受しました。
by いっぷく (2016-10-21 01:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0