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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「呆気にとられるケイト・ブランシェット、そして『キャロル』は、現代必見である」。2017年12月31日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「呆気にとられるケイト・ブランシェット、そして『キャロル』は、現代必見である」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

呆気にとられる。
それがトッド・ヘインズの映画『キャロル』だ。
「美」に呆気にとられ、「せつなさ」に呆気にとられ、「愛の強さ」に呆気にとられる。
そして特別なオーラを放つケイト・ブランシェット。
プラチナに近い金髪を常に隙なくセットして、高級なコートを羽織り、遠くまで見透かすような眼差しで、煙草を持つフォルムも完璧だ。

ケイト・ブランシェットが「キャロル」であり、同性に対する恋愛感情を潜在意識化に持っていた若い女を魅了する。

ケイト・ブランシェットが「凄い女優」だということは世界中の誰もが知っている。(あなたも知ってますよね?)
「現代最高の女優」の一人だということも、世界中の誰もが知っている。
もちろんブランシェットが演じた『エリザベス』にも『ブルー・ジャスミン』にも魅了はされたが、『キャロル』はそれらの上を行った。
「こんな映画をずっと観たい」と思っていた映画に望む要素がほとんど入っていた、それが、

『キャロル』である。

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コメント 2

hana2017

>ケイト・ブランシェットが「凄い女優」だということは世界中の誰もが知っている。(あなたも知ってますよね?)
はい、勿論です!
彼女の場合は持ち前の美しさ、そこに演技力、独特のオーラがあって、毎回楽しませてくれる素晴らしい女優の一人に思います。
無名に近かった「オスカーとルシンダ」←ストリーそのものも、主演したレイフ・ファインズ、ケイト共に大好き♪
彼の遺児を引き取り、泳ぎを教えるラストシーン。ナレーションの内容と共にウルッときてしまいました。
エリザベス1世役にしても、ジュディ・デンチとタメを張る堂々とした存在感でした。
あの大根・ブラピ主演の「ベンジャミン・バトン」だって、彼女の魅力で思わず見入ってしまいましたものね~~

一年間中のご訪問にnice!、そしてコメントまで、本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願い致します。
by hana2017 (2017-12-31 14:51) 

Labyrinth

今年もありがとうございました。
また来年も宜しくお願い致します。
RUKOさまも、どうぞ佳いお年を~ (^_^)ノ
by Labyrinth (2017-12-31 21:02) 

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