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●日本(東京周辺)にはなぜ女性バレエファンが多いのか、あるいは男性バレエダンサーの「白タイツ、股間もっこり」は大きな壁か? [「言葉」による革命]

●日本(東京周辺)にはなぜ女性バレエファンが多いのか、あるいは男性バレエダンサーの「白タイツ、股間もっこり」は大きな壁か?

末尾ルコ「エロティシズムとバレエの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

日本で、と言うか、主に東京周辺で海外バレエ団公演が高い人気を誇っているのはもちろん同エリアに住んでいる人たちの文化度の高さによるところ大であるが、同時にバレエという芸術が基本的に「人間の肉体のみ」を持って表現されるものである点も興味深い。
日本のバレエ公演の観客は圧倒的に女性が多く、女性の比率が大きいという点では宝塚公演ほどではないものの、休憩時間の女性用トイレは出入り口から溢れて長蛇の列が形成される。
わたしは男性なので常に悠々とトイレタイムができるのだけれど、せっかくのバレエ鑑賞で長蛇の列に並ばねばならない女性たちをとても気の毒に思うし、日本のバレエ公演の「極めて悪い部分」だとずっと感じている。
欧米ではバレエ公演の観客は男性が多いのだが、日本で女性が多い理由として考えられる点がいくつかある。
一つは、日本では男性よりも女性の方が圧倒的に審美意識が高いこと。
この点については日本の男女意識差の大きいな問題ともなっていると考えられるので、今後もじっくり掘り下げていくとして、二つ目の理由はもちろん、

欧米の白人バレエダンサーの容姿・肉体に惹かれる日本人女性バレエファンが多い。

ということだ。
この点も「審美眼」と共通する要素は大いに含まれているが、「審美眼」以前のもっと根源的な日本女性の「憧れ」や「性的欲望」に合致しており、しかもその対象を「生で」鑑賞できるものはまずバレエ以外に存在しないだろう。

もちろん男性バレエダンサーの容姿にも人によって違いはあるけれど、多くは、

・ミケランジェロの彫刻のような美しい顔だち
・緩やかにウエーヴしたブロンドや茶褐色の美しい髪の毛
・そして完璧過ぎるほど均整の取れた美しい肢体。
・欧州の歴史的騎士道幻想を現実化したような、エレガントな立ち居振る舞い。

こうして並べると、日本人女性たちの多くが子どもの頃から読み親しんできた欧州の御伽噺や少女漫画の男性主人公そのものである。
「そのもの」が生のステージ上で、ステージ近くの咳を取ればそれこそ、「目の前で」踊るのだから、正に「他の分野では決して経験できない芸術鑑賞」ということになる。

もちろん「東京周辺で海外バレエ公演が大人気」と言っても、一般社会から見れば、ごくごくマイナーな世界の話ではある。
一般の日本女性は生涯バレエ鑑賞に興味は持たないだろう。
特に男性バレエダンサーの定番コスチュームである、

「白タイツに股間もっこり」

は、バレエ鑑賞の世界に入ろうとするビギナーを悩ませる大きな壁になっている。
わたしもバレエ鑑賞ビギナーの時期には、(いくら何でもあのもっこりはない・・・)とげんなりしていたものだ。
しかし「慣れれば」、「まったく自然な風景」として鑑賞できるから、「習うより、慣れろ」である(←違う? 笑)。

ちなみに、日本におけるバレエはいまだに、「少女(幼女)の習い事」のイメージが強いが、「世界トップのバレエ」が文字通り「奇跡の創造」であることは言うまでもない。

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いっぷく

私はバレエは全くわかりません。昔同じ会社の女子社員が、退社してバレエ教室のインストラクターになりましたが、そこは会社組織かどうかもわからない個人主宰のバレエ教室だったのです。
いくら女性とは言え、会社の規模も違い給料も福利厚生も違うのに、よく転職できたなと思いましたが、自分自身がバレエダンサーで、普通の会社にいると練習できないからという理由でした。
バレエはどうやってたつきをたてているのですか。演奏家は、オケに入れば給料が出ますよね。よその演奏を手伝いに行けばギャラも出ますし、フリーの人は、あっちこっちのオケの助っ人演奏で報酬を得ています。それ以外に、個人でピアノやバイオリンを教えたり、音楽教室の講師になったりしていますね。

服部真湖自身に特別の興味はないのですが、網目の水着を見ると、つい胸とおへその下はどうなっているのか気になりましたね。
77年は九州が水不足でしたが、78年は東京がものすごく暑かったのです。で、勉強もなかなか気が乗らなくて。CMが気になったのは逃避ですね。
でも同年代の人として自由に生きているのは憧れます。CMのギャラを使って17歳で家をたてて、スケジュールが落ち着いてきたら、芸能界にしがみついていないでとっととアメリカに行って結婚してしまうし。「人生未だ浪人生」のような私にはできないテキパキとした決断ですね。

コネ採用はまあ、仕方ないかもしれませんね。誰を採っても同じなら、貸しを作る採用のほうが会社にとってもメリットありますから。でも、コネのくせに、あたかも採用試験で決めるような本音と建前の使い分けをされてしまうと、私のような世間知らずは騙されたような気になってしまいますね。
まあ試験が駄目でもコネがないから入れなかったという言い訳もできるかもしれませんが。私は東スポの英語の試験がサッパリで、アンドレ・ザ・ジャイアントぐらいしか読めなかったので(笑)試験で落ちたと思ってるんですけどね。

ところで、このニュースはご覧になりましたか
http://v2chp6n8.blog.fc2.com/blog-entry-233.html
プロレスは、昔の名前を揃えても後楽園ぐらいですと興行ができるらしいですね。
だからレスラーもなかなか引退しないわけですが、この小鹿、戸口、百田は度を越していますね(笑)
レスラーの事故が問題視されているのに、大丈夫なんでしょうかね。
この人達を見ると、ああ自分も年取るわけだ、と思ってしまいます。

by いっぷく (2018-02-18 03:05) 

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