●仙道敦子が『この世界の片隅に』で女優復帰、『湯殿山麓呪い村』の内臓の思い出～『半分、青い。』の豊川悦司がジ・アンダーテイカーに似ている？

●仙道敦子が『この世界の片隅に』で女優復帰、『湯殿山麓呪い村』の内臓の思い出～『半分、青い。』の豊川悦司がジ・アンダーテイカーに似ている？

末尾ルコ「映画やプロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

仙道敦子はつい「あつこ」と読んでしまうのだけれど、この人の場合は「のぶこ」と読むわけである。
そんな仙道敦子がテレビドラマ『この世界の片隅に』で「２３年ぶり」に女優復帰するという。
『この世界の片隅に』の中では広瀬すずの母親役らしいが、それというのも、たまに思い出すことがあったのだ、（仙道敦子はどうしているのだろう）と。
しかしことは単純、緒形直人との結婚をきっかけに女優活動を休止し続けていたようだ。
別に緒形直人の方が活動を休止して、仙道敦子が続けていた方がよかった・・・とまでは主張しないが、そんな気もしないでもないのが正直な気持ちではある。
そう、仙道敦子、なかなかよかったのである。

1969年生まれの仙道敦子、 『この世界の片隅に』の宣伝ポスター的な画像を見ると、やや山岡久乃に似てきている気がする。
２３年の月日はなかなかに重い。

仙道敦子出演のテレビドラマもいろいろ観ているはずなのだが、何を観たかはっきりとしたに。
出演映画を観てみると、十代から、『大日本帝国』『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『白蛇抄』『細雪』など、驚くほど濃厚な作品が多い。
しかしもちろん脇役であって、今後これら映画をまた観る機会があれば、仙道敦子出演シーンを探すことをテーマにするのも一興だ。
ただ、何と言っても印象深いのは猟奇ミステリー『湯殿山麓呪い村』の鬱屈した少女役である。
この作品中のあるシーンで「ぼたっと人間の内臓が落ちる」のだが、あれを一度観たら忘れられないだろう。
メジャーな映画として製作された作品であれだけしっかり猟奇グロテスクなのはなかなか観られないと思う。
山村正夫の原作もおもしろいのかなと思って読んでみたが、映画のイメージとはまったく異なる、少年少女小説のような軽いものだった。

ところで、サングラスにロングヘア、そして黒のコート状の上着を羽織るスタイルが定番の、『半分、青い。』の秋風羽織こと豊川悦司のいでたちがプロレスラーのジ・アンダーテイカーに似ているということが書かれたネット記事を見かけた。
しかし『半分、青い。』のトヨエツを見てすぐにジ・アンダーテイカーを連想するというのは、余程のアメプロレス好きでないとあり得ないだろう。
はっきり言って、ロングヘアと黒コートが共通するだけで、

「ぜんぜん、似てねえよお！」と

わたしは思うのだが。

下のリンクがジ・アンダーテイカーの動画である。

The Undertaker's 20 greatest moments - WWE Top 10 Special Edition
https://www.youtube.com/watch?v=1yT9LC6-i64

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コメント 2

仙道敦子ですか。岡田有希子と菊池桃子、松本伊代と早見優を一瞬間違えたように、私は松本典子と当時間違えたことがあります。
私が印象に残っているのは「ホットドッグ」ですね。後の「テキ屋のしんちゃん」。というより「テキ屋のしんちゃん」になってからはほとんど見ていなくて、「ホットドッグ」は再放送もしっかり見ていました。柳葉敏郎のテキ屋は結構自分の憧れだったりして（笑）。私の父親の従姉がテキ屋と結婚したのですが、父親は一応外聞を気にしたのか、母や私にも「おもちゃ屋」と紹介してぼかしていたのです（笑）
その家は、店舗がなくて、部屋は提灯が飾ってあって神棚があって、部屋の片隅にお面とかキーホルダーとか積んであるのです。子供の頃は、おもちゃの問屋なのかな、なんて思ってました。だとしたら、ずいぶんとこじんまりとした問屋です。遊びに行くと、「好きなもの一つあげる」とテキ屋からは言われたのですが、もっさりしたおっさんで、柳葉が演じたように、すててこはいて腹巻きして、めんどくさい議論になりそうだと「うるせんだよ」で済ませてしまう（笑）そういうテキ屋とは違いましたね。そのかわり、父の従姉妹の方が礼儀作法とかうるさかったのですが、柳葉の一門の女将さん役だった中尾ミエが割と似ていてうまく演じていました。
まあそういうことで感情移入して仙道敦子個人に対する思い入れが強かったわけではないので、正直そんなに印象には残っていません。Facebookでも待望論があって、復帰には喜びの投稿がずいぶんありますね。いずれにしても私は今は映画もテレビドラマもほとんど観ていないので、鑑賞できるかどうかわかりませんが、どういう点が期待されているのか過去の作品なども見直しながら確認したいとおもいます。
テレビと言えば、実は今母がいて部屋にテレビを置いたので、近年になく地上波を見る機会が増えたのですが、どの局でいつどの番組を見ても、マツコ、坂上忍、博多華丸・大吉、渡辺直美、小峠英二あたりの顔が出てくるのですが、地上波を見ている人はよく飽きないですね。私が平成になってからテレビがつまらなくなったとブログに書いたら、それに異を唱える人がいたのですが、幸せな人だなあとおもいます。

豊川悦司が似てるのは服装でじゃないですか。今はもう、イッセー尾形に似てますね。でも同じ年頃の俳優が名前をきかなくなっている時に、まだ残っている豊川はいずれにしても大したものですね。

フランキー堺は、才能があって、またそれを十分使って人生を楽しみましたね。フランキー堺とシティ・スリッカーズを放り出して、植木等や谷啓や桜井センリを路頭に迷わせて、自分だけ日活と契約して俳優になったとハナ肇はフンガイしているのですが、半分はその通りで、半分は、結構フランキーの才能に不器用なハナ肇が嫉妬していた面もあったのではないかとおもいます。フランキーとクレージーって共演がないですよね。犬猿と言われていた渥美清とハナ肇ですら共演があるのに。
by いっぷく (2018-06-05 03:54) 

「湯殿山麓呪い村」予告篇を観ましたら、主演が永島敏行･･･時代を感じさせます。
懐かしい名前では、永島暎子も出演していたのですね。独特な雰囲気をもつ女優さんの一人として、数年前まではヱビスのCMにも出演していたのですけれど。
仙道敦子が緒形直人との結婚をきっかけに女優活動を休止したのはよく覚えています。緒形直人も元々派手さのない人なので、最近あまり見かけなくなってしまいました。
お父さんである緒形拳に連れられて歩いている子供の頃の姿は偶々目にしました。
山村正夫産の作品はおろか、名前さえ今回初めて知りました。

by hana2018 (2018-06-05 23:26)