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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~俳優にとって「代表作」とは?堀田真由が『大奥』?それは違うだろ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

俳優にとっての「代表作」が何かというテーマはとても重要なのだけど、これも日本では実に出鱈目な言説が罷り通っている。
特にネットね。
ネット記事やネット書き込みの多くは、「地上波ドラマで多少注目されたもの」を「代表作」と呼ぶことが多く、こりゃもう正に思考停止の文化破壊である。
そうした文脈とはまた別のお話だが、わたしが推している堀田真由。
NHKの『大奥』へ徳川家光の役で出演しているのだが(男女逆転のお話です)、この作品を放送前から(笑)、「確実にわたしの代表作になりました」的な話をしているんです。
まあ若気の至りと言いますか、この『大奥』、地上波ドラマとしてはクウォリティは悪くないけれど、これが「代表作」じゃ寂しい。
早めに何らかの作品、しかも主演的立場での作品を「代表作」と呼びたいという女優としての欲が出てしまったのだろうけれど、作品クウォリティとしては彼女が主役ではないけれど、映画『殺さない彼と死なない彼女』はもちろん、『殺意の道程』などの方が遥かにクウォリティ上である。
まあ堀田真由主役じゃないけどね。

お話逸れるけど、NHKって「女優」という言葉を使わず「俳優」に統一しているが、出演者が「女優」という言葉を平気で使っていたり、まるっきりザルなんですね。
「存在してきた言葉」を「存在しなくなった」かのように扱うような態度は本来すべきではない。
ケイト・ブランシェットが「actressという言葉に差別的ニュアンスを感じ続けていた」的発言をしているが、「actress」と「女優」ではまたまったく異なるニュアンスとなる。


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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hana2023

学生時代からずっと苦手で避けてきた英語です。
英語の語彙で、actorとactressとの言葉の使い方の微妙な違いはわからないのですけれど。白人男性中心の社会の中で使われてきたactressを、ケイト・ブランシェットは差別的と捉えたと言う事でしょうか。
しかしRUKOさんが何時も仰っている「女優」の呼び方、その言葉のもつ意味合いと、actressの言葉、見方は違ったものですね。
by hana2023 (2023-01-28 20:48) 

(。・_・。)2k

NHKはC国の放送局ですからね
何か意図があっての事なんでしょうね

by (。・_・。)2k (2023-01-28 23:23) 

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