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*「華の乱」松坂慶子の大芝居。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「華の乱」は吉永小百合が与謝野晶子、松田優作が有島武郎、池上季実子、緒形拳が与謝野鉄幹、風間杜夫が大杉栄、石田えりが伊藤野枝と、ものの見事に実在の人物たちのイメージと違うキャストとなっている。監督は深作欣二。ただ島村抱月が蟹江敬三、松井須磨子が松坂慶子により演じられているのだけれど、この二人についてはぼくの中でさしたるイメージがないのでなんとも言えないが、島村抱月の死の後松井須磨子は発狂し、その後自殺するのだが、発狂するシチュエーションを松坂慶子の大芝居に委ねていて、見ものっちゃあ見ものではある。

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hana2024

深作欣二監督作品も、数作しか鑑賞してませんが、改めてみますと監督自身72歳の若さと言ってよいと思える年齢で亡くなられていますね。
風間杜夫をのぞいた男優たちが揃って鬼籍に入っている事実。
「火宅の人」を撮って以来、自身が火宅の人であった深作欣二監督。
島村抱月と言う人物をよくは知りませんけど、蟹江敬三はロマンポルノから出た人。テレビドラマでは「龍馬伝」での岩崎弥次郎役、または映画「遠雷」での捉えどころのない近所の男役のイメージから、作家の役を演じるのはどうなのかなの思いをもってしまいます。
亡くなる数年前に出演したドラマで、夏川結衣が「一番嬉しかったのは、蟹江敬三さんと共演出来た事」と話していた言葉は印象に残っています。
by hana2024 (2024-04-08 18:07) 

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